実は日本人が苦手?なおもてなしの話-4 マナーの本質についての話

2020年1月15日

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覚えておきたい、マナーについての補足

ここまでで様々な会食の際のおもてなし、その具体的なテクニックなんかについてお伝えしてきました。

ここで気になるのが、接待やデート等々で普段行かないような高級店に行った時、そこでのマナーについてはどうしたらいいんだろうか、ってことではないでしょうか。

まぁ大体が行きつけないお店に行くと、緊張しちゃって味が分からなかっただの、指先を洗うフィンガーボウルの水を飲んじゃっただの、失敗談はいろいろ聞くわけです。

管理人は失敗しない、ハズがない・・・

一緒に会食に行ったゲストに恥をかかせないためにも、ここはしっかりマナーについても知っておきたいところ。
とはいえ、各国の料理を食べる際のマナーについて書き始めるともうマナーのサイトになっちゃうくらいの情報量になりますので(笑)

あくまでもお酒の情報サイトであるヒャクヤクでは、細かいマナーの知識についてと言うよりもマナーについての本質、マナーとは一体なんぞや?ということについて書いて行きたいと思います。

マナーその1、泥酔しないこと。・・・えぇ!?

マナーというものの本質

マナーに気を付けて、と言われて、アナタはどのようなことを思い浮かべますか?

例えばフレンチであれば、
・ナイフ・フォークは外側から使う
・落としたフォークは自分で拾わない
・スープは音を立てて飲まない
等々、いわゆるテーブルマナーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

テーブルマナーが必要ないということではありませんが、それにとらわれ過ぎておもてなしがおろそかになるようでは考え物。

そもそも一口にテーブルマナーと言ってもイギリス式・フランス式・レストラン用のマナーだとか国際的な会合で使われるテーブルマナーまで、さまざまあります。

さらに言えば、料理はフレンチだけではありません。

和食、中華、その他世界各地に料理はあり、それぞれにマナーがあります。
アナタがマナーの先生か何かならともかく、そんな世界各地の料理のテーブルマナーを全部覚えようなんてのはそもそも不可能ですよね。

で、あれば、些末なテクニックにとらわれることなく、マナーの本質を抑えておいた方がいいのではないでしょうか。

では、マナーの本質とは?

それは、周囲の人に不快な印象を与えない「気遣い」。これはレストランだろうが居酒屋だろうが家庭の食卓であろうが何も変わりません。

テーブルマナーには様々な種類がありますが、その根底に流れているのは周囲の人との調和、周囲への気遣いが企図されているのです。
フレンチの場では美しくナイフとフォークを使うのが気遣いかも知れませんが、インド料理を食べる場で周りの人が手で料理を食べている中、美しくナイフとフォークを使っても仕方ない。
麺をズルズルすするのが周囲に不快な印象を与える場合もあるでしょうが、ラーメン屋であればそんな気遣いは不要。

こんな形で、テーブルマナーのハウツーに捕らわれ過ぎず、周囲への気遣いを基本としておけば、大きく間違いを犯すことはない、と言えます。

周囲への気遣いとは

レストランはあくまでも公共のスペースであり、アナタがお金を払っているからと言って何をしてもいいということではありません。

例えばデートでレストランに行った際に、
女性がトイレに立った瞬間にタバコを吸って、帰ってきたら慌てて消す男性。
男性がトイレに立った瞬間にバッグからコンパクトを取り出して化粧を直す女性。

お互いの印象はそれで良いかもしれませんが、周りは食事中なのにそんなことされちゃたまったもんじゃありません。

分かりやすい例でいうと、ドレスコードでしょうか。

例えば高級なフレンチにデートで出かけるとしましょう。
そのお店には特にドレスコードは無かったとします。
なのでカジュアルな・・・Tシャツにジーンズのような格好で二人ででかけました。
お店の中は非常に華やかな雰囲気で、周りの人はキレイなドレスやタキシードを着ています。
その中にカジュアルな格好で入り、高級ワインをどんどん頼み、デートを楽しみました・・・

この話を見て、アナタはどう思うでしょうか?
ドレスコードは無いんだし、ましてや高級ワインをどんどん頼んでるんだから、どんな格好していこうが自由だろうが、と思いますか?

この話のカップルは、ルールにも違反してない(ドレスコードがない)し、お金もいっぱい使ってるのでその点ではいいお客かも知れませんが、周囲との調和が取れてない=周囲への気遣いができていないため、少なくとも周りから見ると非常に滑稽に見えてしまいます。

そもそもなぜ高級店にはドレスアップしていくのか?
それは非日常的な空間に身を置いて、皆が華やかで優雅な時間を過ごすため。そこにTシャツとジーンズでくる人がいたら、華やかで優雅な気分が台無しです。

つまりドレスコードとは、高級店に行った客同士がその空間を楽しむために自然と決まってくるもので、お店側が決めるというのは本来おかしいのです。

例えばひいきのスポーツチームの応援に行くときに敵方のユニフォームを着ていくことはないし、好きなアイドルのコンサートに行くときにそのアイドルとライバル関係にあるグループのTシャツを着ていくことはありませんよね?
でもそれは主催者から頼まれたわけではなく、スポーツの試合会場や、コンサート会場での調和を考えた結果のはずです。お金を払ってるんだから、どんな格好で行ってもかまわないにもかかわらず。

そんなかんじで、例えドレスコードが無くても、それなりの格のお店であれば周囲との調和を考え、それなりの格好をしていくのが大人というもの。

ドレスコードが浸透していない日本ならばともかく、ヨーロッパであれば仮に華やかなレストランにカジュアルな服装で入った場合、断られはしないまでも他のお客さんから見えないような非常に悪い席に案内されます。

大人として、自分たちが楽しければいいという観点だけでなく、周囲との調和も意識し、マナーの本質にのっとった優雅な時間を過ごしたいものですね。

ちなみに補足の補足ですが、周囲との調和ということで言いますと、女性をデートに誘って、サプライズなんつって高級店に招待する、なんてケース。
それ自体はいいかも知れませんが、周囲がフォーマルな格好をしてるところに、サプライズでどんなお店か知らない女性が普段着で来てしまうようなことがあると、女性に恥をかかせることになります。

そりゃサプライズには秘密は重要ですが、女性を喜ばせるためのサプライズで恥かかせてたら元も子もありません。

ひとりよがりの自己満足サプライズをするのではなく、周囲との調和、気遣いをわすれないようにして、女性も喜んでくれるし、周囲にも祝福されるようなサプライズにしたいものですねぇ。

管理人の場合は、まずはサプライズをする相手探しからですが・・・

まとめ

・マナーとは、テーブルマナーのことだけではない
・マナーで本当に大事なことは、周囲との調和、気遣い
・ドレスコードは本来、お店が決めることではない
・そのお店で過ごす人が、どのような時間を過ごしたいのかを考え、調和を目指すことが大人のマナー

今回はお酒にあんまり関係ない話でしたが、お酒の席で使えるマナー論、ということで一つ(笑)
ま、一番のマナー違反は、飲み過ぎて泥酔しちゃうことですかね!

・・・管理人のことですがね!

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