酔っ払いが嫌われる原因No.1!同じ話を繰り返す人はどれくらい酔っ払ってる?

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酔っ払いなんか大抵嫌われるもんですが・・・

古今東西、酔っ払いなんてーものは大体しょうもないヤツとして扱われます。普段は良い人なのに、なんで酔うとあんな風になっちゃうのかね、とか言われちゃう人もいたりしますね。

酔っ払いが嫌われる原因としては、
やれ声がデカいの、
デリカシーが無いの、
まっすぐ歩けなくなってフラフラして周りに迷惑をかけるの、
息が酒臭いの何だのと・・・

あれ、なんだ、管理人の心にグサグサ刺さってくるぞ・・・?

そんな中でも一番嫌われるのは、同じ話を何度も繰り返す、ということではないでしょうか。

ちょっとだけウケた(実際は9割がた愛想笑い)話を何回も繰り返す、
若いころの自慢話を何回も繰り返す、
仕事やなんかについてのお説教を何回も繰り返す・・・等々。

管理人はさすがにまだ、若い人をとっつかまえてお説教しまくる、という境地までは行ってないのですが、
会社の上司なんかでそんなことを繰り返している人を見ると、まぁアレは嫌われてもしょうがないな、というかんじはしますね。
管理人がそんな上司につかまると、へー!そうなんですか!とか言いながら、翌日全く覚えていない、という技を発動させます(笑)

今回は自分がそうなりたくないな、という戒めも込めてですね、
どれくらい飲むと同じ話を繰り返してしまうのか?どれくらい酔っ払うとそうなってしまうのか?ということを記事にしていきたいと思います。

管理人も若い人と飲みに行って記憶が飛んだことはありますが・・・あん時説教かましてないだろうな・・・?

酔っ払いの奇行は、アルコールが脳に影響を与えるため

そもそも同じ話を繰り返すといった酔っ払い特有の奇行は、なぜ起こるのか?

それは、アルコールが脳に非常に影響を与えやすいから、なんですね。
脳には血液と脳の組織液との間の物質交換を制限する「血液脳関門」というものがあります。

要は脳にとって有害な物質をブロックする機構なのですが、これが「分子量500以下の物質」と「脂溶性の物質」についてはブロックすることができません。

アルコールはこの2つの条件をどちらも満たしているので、血液脳関門をやすやす突破し、脳に影響を与える、というわけ。

血液脳関門、しっかりしてくれぇ~ぃ


具体的にどのような影響を与えるかというと、脳全体の機能を一時的にマヒさせてしまう。そのため、酔っ払いは様々な奇行を起こしてしまうのです。

特に影響を受けやすいのが「前頭葉」、「小脳」、「海馬」の3つ。

次からは、それぞれの箇所がアルコールの影響を受けるとどのようになるかを書いていきます。

「前頭葉」がアルコールの影響を受けると?

正常な状態の前頭葉がどのような働きをしているかというと、簡単に言えば「理性のガードマン」。
人間が理性的な行動をできているのは、この前頭葉が正常に働いてくれているからなのです。

前頭葉が無かったら、管理人はどうなってしまうのか・・・でも小心者だから大したことはできないな、多分(笑)

ところが一度アルコールが入ると、前頭葉がマヒして徐々にガードマン的な役割から解き放たれていってしまいます。

例えば普段はキチッとした人なのに、お酒が入るとやたら大きな声で喋る、エグい下ネタを話す、他人の悪口が止まらない、といった人は周囲にいませんか?
これは、お酒を飲むことで前頭葉がマヒしている、ということ。「普段は絶対に喋らないことを喋り始める」のは、前頭葉がマヒし始めている典型的な状態なんですね。

お酒を飲むと昔の自慢話が止まらなくなるような人は、普段は理性で自慢話をガマンしている、ということでしょうか。

一応自慢話すると嫌がられるという自覚はあるのだな(笑)

この辺ですでにお酒を飲まない人にはイヤな顔をされそうですが(笑)
普段言わないことを喋り始める、くらいでは脳のマヒとしてはまだまだ序の口。

お酒がさらに進むとさらにこんな行動をするようになります。

「小脳」がアルコールの影響を受けると?

小脳は正常な状態では、平衡感覚、細かい動きや知覚情報などを司っています。
この小脳がマヒしてくると・・・はい、その通り。

千鳥足になる、ロレツが回らなくなる、指先を使った細かい動作(スマホを使う、等)ができなくなる、といった形で、運動のスムーズさ、正確さが保てなくなってきます。

こうなってくるともう、端から見てもかなり、あ、コイツ酔っ払ってるぞ!というかんじになってますな。

が、まだまだこんなところでは終わりません。

さらに脳がマヒしてくると、こんな状態になってきます。

「海馬」がアルコールの影響を受けると?

前頭葉→小脳と来まして、続いてマヒしますのは海馬。
この海馬ですが、正常な状態では脳の中で記憶を司る部分になります。
簡単に言えば、短期記憶を残し、長期記憶に変える、という役割を持っている部分です。

お酒を飲む人の中は、こんな経験をしたことがあるのでは?

飲み会に参加したけど、終盤の記憶が無い。
具体的にはお金を払ったか払ってないかの記憶が無い。
でも、翌日になって幹事に確認したらちゃんと払っていたようで、ほっと胸を撫でおろす・・・みたいな。

これは海馬の機能がマヒし、記憶をちゃんと長期記憶にできていないことが原因です。

つまり、飲み代を払わなきゃ!という事柄について、短期記憶はありますので飲み代を払う、という対処はできるんですが、海馬がマヒしてるのでそれを長期記憶にできず、飲み代を払ったか払ってないかの記憶が無くなってしまう、ということ。

ゲームで言えばボスを倒したのにセーブせずに電源切ってしまうようなもので、
セーブデータが残ってないのでボスを倒したのか分からないように、お金を払ったかどうかが分からない、というわけですね。

・・・いやぁ、オートセーブ機能ってホントに便利ですね!ゲームでも、脳でも!

はい、ここまででなぜ酔っ払いが同じ話を繰り返すか、ということが分かりましたね。

要するにAという話をしたかしてないかの記憶が、海馬がマヒしてしまっているので酔っ払いの脳にセーブされず、あたかも初めてする話のようにまたAという話をしてしまう、というわけ。

そりゃおんなじ話何回もしますわな。だって話したのを覚えてないんだから!

脳のマヒは前頭葉→小脳→海馬の順に進んでいきますが、同じ話を何回もするということはもうかなり脳のマヒが進んでいます。
同じ話を何回もし始めたら、そろそろ切り上げてお開きにした方が良さそうですね。

とはいえ、その中で一番脳がマヒしてる酔っ払いが帰りたくないなんてワガママを言って、余計嫌われたりするんですが(笑)

同じ話を何回も何回もする酔っ払いに、そりゃぁ望んでなりたいという人はいないでしょうが、うっかり飲み過ぎて脳のマヒが進み、そんな酔っ払いになってしまう可能性は誰にでもあると言えばあるワケです。

例えば疲れている時やストレスが溜まっている時、運動後や入浴後といった体内の水分量が減っている時、楽しくてテンション上がってガンガン飲んじゃう時、なんて時は、
普段いくら飲んでも酔わないアナタでも酔っ払い過ぎてしまう可能性はあるんです!

お酒を飲むときには、ちゃんと自分の体と相談しながら、今日は回りやすいなと感じたら、水を多めに飲んだり早めに切り上げることが、同じ話を繰り返すような酔っ払いにならない秘訣、ということですね。

そしてもし管理人がそんな酔っ払いになったら、あぁ、疲れてるんだな、と、優しい目を向けてもらえると嬉しいな(笑)

まとめ

・酔っ払いの奇行は、アルコールが脳に影響を与え、マヒさせるため
・「前頭葉」がマヒすると、理性が飛んで普段言わないようなことをいうようになる
・「小脳」がマヒすると、千鳥足になったり運動機能に影響を与える
・「海馬」がマヒすると、記憶が定着せず同じことを何回も言うようになる

しかしセーブデータって言葉を久しぶりに使ったな。最近のゲームって進行状態が何もしなくても保存されるから、わざわざ進行状況をセーブとかあんまりしないもんな。
スマホゲームしかやったことない若者に、セーブデータって通じなかったらどうしよう!初代PSのメモリーカードとか保存できる容量は120KBぽっちだったらしいけど、128GBのUSBメモリとか使ってる若者からしたら意味不明なのかしら!
というか、記憶媒体としてUSBメモリってのも最早古いのだろうか!クラウドに保存とかしてるのかな!

などと、お酒とは全然関係ないところで悩む管理人でした(笑)

お酒が脳に与える影響について、もっと詳しい記事はコチラ
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