お酒を飲む前、飲んだ後、お風呂に入るならどっち?

2020年4月20日

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今日も一日疲れたな、さて・・・

毎日楽しく、ストレスなく仕事ができればいいのですが、そんな理想の職業に就けている人というのもなかなかいないものですよね。

家帰ってからゆっくりお風呂に入るのがストレス解消になっている、という人も多いのではないでしょうか。

例えば熱ーいお風呂につかって、思いっきり汗をかいてから缶ビールをカシュッ!と空ける、とか。

ゆっくり夕飯を食べて、好きなテレビを見ながらチビチビお酒を飲みながら、ほろ酔いになったところでひとっ風呂浴びて軽く汗流して寝よう、とか。

ま、このサイト読んでくださっている人の中にはそんな人が多いのではないでしょうか。

つまり、お風呂入った後とか、お風呂入る前に、お酒が絡む人が(笑)

日々のストレス解消に限らず、温泉宿に旅行なんか行った日には、温泉入っちゃぁお酒飲み、宴会でお酒飲んじゃぁ風呂入り、何なら風呂入りながら浮かべたお盆にのっけた徳利を傾けちゃったりして・・・
あ、ヤバい、幸せだなぁ、それ!!

が、お酒を飲みながら風呂に入るのは体に良くない、って話はよく聞く話だと思います。

でもお風呂上がりの一杯は最高だからやめられない、お風呂出た後ならお酒飲んでも大丈夫なんじゃないの?

もしくは前なら?と、いうわけで、今回はお酒と入浴の関係について書いていきたいと思います。

どーしても飲みたいんだな、しかし(笑)

お酒とお風呂の相性について

結論から言いますと、お酒とお風呂の相性は、とても悪いです。

お風呂に入ると体があったまりますから、全身の血液の循環がよくなります。そこにお酒を飲むと、ものすごい勢いで全身にアルコールが回ってしまい、これによりさらに酔っぱらう効果があるんですね。

相性が悪い別の理由として、お酒を飲むと、低血圧になります。

さらに、お風呂につかることも血圧を下げる原因になります。

お酒を飲む+お風呂につかるという2つの血圧を下げる効果がある行為が重なることで、下手をすると気を失う危険すらあります。

体調うんぬん以前に、気を失って転んで頭を打ったり、湯船でおぼれたりしたら大変です。

貧血気味だったり、体調がよくなかったりするときはさらに気を付けてください。

お酒を飲んでからお風呂に入る

結構疲れて帰ってきて、風呂が沸いているのは知っているものの、

疲れっちゃったからとりあえず座り込んで夕飯を軽く食べながらお酒を飲み始め、

ちょっと気分がよくなってから

ひとっ風呂浴びて寝るか・・・

なんてパターンは充分にあり得ると思いますが、実はこれは結構体に負担をかけます。

お風呂に入って汗を流したり、血の巡りを良くするとアルコールが抜けて、寝つきがよくなるんじゃないかなんて思われるかもしれませんが、実はお酒を飲んだ後に血の巡りを良くするのがそもそも良くありません。

前述したようにアルコールの回りを早くするというのも理由の一つですが、
お酒を飲んだ後はアルコールを分解するために肝臓に血液を集中したい、というのも理由の一つ。

つまり、アルコールを分解するために肝臓に集中させたい血液が、血の巡りが良くなって全身の筋肉に散ってしまうため、肝臓のアルコール分解作業を妨げてしまうんですね。

結果的に、お酒を飲んだあとでお風呂に入り血の巡りを良くすると、アルコールが抜けず酔いが長く続く状態を作ってしまいます。

お風呂に入る前にお酒を飲んだ場合、2時間ほど空けてから入った方がいいんです。

これらと同じ理由で、お酒を飲んだ後で運動するのもやめておいた方が無難です。

お酒を飲みながらお風呂に入る

都会の喧騒を離れ、静かな山の中の温泉で、一人静かに徳利を傾け、お猪口からくいっと日本酒をのどに流し込む。

日頃の仕事の疲れや、旅行中の非日常感も手伝ってか、少ししか飲んでないのになんだか夢見心地になってきた・・・

はぁ、気持ちがいい・・・

なんてことがあったら、危険なので直ちにお風呂でお酒を飲むのをやめてください(笑)

お風呂に入っていて絶賛血の巡りが早くなっている最中に、お酒を飲んでさらに血の巡りを早くするわけですから、
アルコールの回りも早くなるうえ、血液の流れが乱れるので心臓や脳に負担をかけるんですね。

下手をすると脳卒中や不整脈、心臓発作を起こす危険すらあります。

要はお風呂入る前にお酒を飲んだ時に起こるネガティブな反応が、全部増幅して襲い掛かってくるということです。

さらに、お風呂場で気を失って頭を打ったり、湯船の中で窒息する恐れもあるうえ、
お風呂場は密室ですから、発見が遅れる可能性もあるわけで、危険度はかなり高いと言えます。

いくら旅先でテンションが上がったとしても、お風呂に入りながらお酒を飲むのはやめておいた方がよさそうですね。

うーん、アレが楽しみなのに・・・

お酒を飲んだ後にお風呂に入る

仕事で疲れて家に帰った直後、うなりながら熱めのお風呂に入って仕事の垢を落とし、

火照った体に冷えたビールを流し込む。

のどを駆け抜けるビールを、胃の中に流れ込むビールを感じながら、

こんな幸せが他にあるだろうか、あぁ、これがあるから明日からも頑張れるんだよな・・・

なんていう人は結構いるのではないでしょうか。

まぁ、お察しの通りこれもあんまり体によくありません(笑)

理由は入る前に飲む、入りながら飲むときと同じで、血の巡りが良くなっているところにお酒を流し込むと酔いの回りが早くなったり、肝臓に負担をかけたりするから。

理想を言えば、お風呂から出た30分後くらいに飲むといいようです。

理由は、お風呂に入ると消化器の働きが鈍くなっているから。

例えばビールは、「アルコール」に加え「炭酸」「苦み成分」の3つが胃の働きを活発にしてくれる、つまり鈍くなった消化器の働きを助けてくれるんですね。

お風呂出た直後にお酒を飲むのはあまりよくないですが、お風呂に入って良くなった血の巡りが落ち着いてからお酒を飲むと、このように好ましい効果もある、ということです。

でもやっぱり直後がうまいんだよな~(笑)

お酒を飲んだすごく後にお風呂に入る(二日酔い時にお風呂に入る)

二日酔いの時に熱いお風呂に入り、汗をどんどん抜いて二日酔いも抜け!

みたいなことをされる方もいるようですが、これも実はあまり体によくありません。これは血の巡り云々の話ではなく、アルコールには利尿作用があるからなんですね。

お酒、つまりアルコールには利尿作用があるため、二日酔いの朝というのは体内に水分が足りていない状態です。

そこへ来て、熱い風呂でどんどん汗を流したりすると、ますます体内の水分が足りなくなります。

結果として脱水症状を起こす危険すらあります。

お風呂に入った後でめまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感なんかが起こったら脱水症状かも知れません。

これらの症状に加え、肝臓に回る水分も減って肝臓の働きが鈍り、結果的に二日酔いの症状が抜けるのに時間がかかることにもなりますので、二日酔いの朝に熱い風呂に入る、みたいなことはやめておいた方がいいです。

二日酔いの正しい対処に関してはこちらの記事で
二日酔いでしんどい・・・二日酔い対策でやってはいけない方法と早く抜く方法2つ

まとめ

・お酒とお風呂の相性はあまりよくありません
・特に、お酒を飲んでからのお風呂、お酒を飲みながらのお風呂は体に負担をかけます
・お風呂出てからお酒を飲む場合は、30分くらい時間を置きましょう
・二日酔い時のお風呂も辞めた方が無難です

ちなみに管理人は、お酒飲むとお風呂とかどうでもよくなっちゃうタイプです(笑)

衛生面はともかく、健康面では正解だったのだなぁ!(笑)
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