お酒に弱い人と、お酒好き上司との付き合い方

2017年4月23日

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上司のことも嫌いじゃないし、飲み会も好きなんだけど・・・

皆さんの会社の上司、というとどんな人でしょうか?

まぁ、中には上司と馬が合わない、嫌いって人もいるでしょうが、そんな上司ばっかりでもないでしょう。

例えば仕事もできるし、別に見た目も嫌いなタイプではないし、話すと結構面白いし、なんて。何より職場の人たちに慕われている、

飲み行くぞ~、なんていうと結構な人数が参加して、その飲み代も出してくれる、そういう上司に、私はなりたい(笑)

そんな素晴らしい上司の下で働けて、飲み会も楽しくて、なんていい状況で働けてはいるものの、飲み会で上司が発した一言が気になって・・・

いわく、「最近の若い奴は酒も飲めなくて情けない」だの、「飲み会に参加しないやつはだめだ」だの・・・

酒の席の冗談かな?と思いつつも、新人さんからすると気になりますわね。

職場のことを知らない人からすると、そんな下らないことを言う上司の言うことを気にすることはないだの、飲み会に参加したくないならしなくていいだのいろんな正論を言いますけど、

別に職場や上司のことを嫌いなわけではないし、飲み会の雰囲気は好きだし、職場でうまくやっていくために飲み会には参加したいけど、でも問題が一つ、自分は、酒に、弱い・・・!

そんな悩みをお持ちの方もいるんじゃないでしょうか。

もちろん、酒が飲めないと上司の心証が悪くなり、出世に響くなんて、昭和から脱却できてないような職場は論外ですが、酒飲みからすると飲めるヤツの方がついついかわいいと思ってしまうのも事実。

だって、人間だもの(笑)お酒が弱い、飲めない人からするとなかなか辛いこんな状況、酒飲みの立場からどうすればいいか考えてみたいと思います。

前提として・・・お酒が飲めない人の場合

別の記事でも書きましたが、日本人はお酒に弱い民族です。
お酒に弱い人が強くなる方法2つと、お酒に強くなれない人

大体20人に1人くらいは、アルコールの分解後にできるアセトアルデヒドを全く分解できず、全くお酒が飲めない人が存在します。

アセトアルデヒドを分解する酵素の強さは持って産まれたものですので、鍛えて強くなるものではありません。

全く飲めない人は、飲んでれば慣れる!なんて良いながら飲むと、マジで命に関わるので、止めましょう。

飲み会参加時はその旨伝えて、ま、その瞬間は上司のテンションも下がるかも知れませんが、ニコニコ機嫌良く飲み会に参加してれば、上司の機嫌もよろしいかと思います。

酒飲みからすると・・・参加してくれる気が無いのが寂しい

お酒を飲むことに関して言うと、体質によっては命に関わるので厳密に言うと違ってるんですが、他のことで例えるとですね。

例えば皆でカラオケに行く、と。

その時に、私歌下手だから、だの、最近の歌知らないから、だの言って、頑なに歌わない人がいたら、やっぱりテンション下がりますよね。

管理人もお酒は好きだがカラオケはアレなので、これは、なんだな、カラオケ・ハラスメントじゃないの?カラハラじゃないの?

なんて思いながら、歌ったり、歌わなかったりしております(笑)

カラオケに行って、別にプロ並みの歌唱力を求められたり、お、この歌知ってるんだと一目置かれるような最新の楽曲を歌う必要性はないですよね。

じゃ、何を求められているかというと、多少下手でもカラオケという場に参加し、皆で盛り上がること。

下手でもなんでも、歌ってくれればそれなりに盛り上がれるのに、最初っから歌わないって言われると、幹事とかからしたら寂しいんじゃないかと思いませんか?

お酒に関しても同じで、底なしに飲めとは言わないものの、やっぱり参加しようとしてくれるのが嬉しいんであって、

最初からあんまり飲めないんで、なんて言われて全然飲んでくれないと、酒飲みとしては寂しい。

「無礼講」という言葉に代表されるように、日本では昔からお酒の席では身分の差を取っ払って、楽しくやろう、仲良くやろう、みたいな文化があります。

「無礼講」という言葉は鎌倉時代からあると言われています。

なんなら室町、平安の時代からお酒を飲んで殿上で吐いても「苦しからず」とかいって許されていたっつーんだから、もうこれは日本の伝統文化な訳です。

そんな無礼講文化に乗っとって、仲良くなろう飲み会に誘ってくれている職場の人達と、特にお酒大好きな上司と、飲めないなりに飲み会で上手くやっていくにはどうしたらいいんでしょうか?

飲めないことを、他の人から伝えてもらう

これは最初の、全く飲めない人にとっても有効な手段かも知れません。

予め、仲のいい同僚や、気心の知れた先輩に、自分はお酒に弱いということを伝えておき、その人達から上司に飲めないことを伝えてもらう、というもの。

伝えてもらうようお願いする同僚や先輩は、飲める人に頼むのがベターです。

酒飲みの習性として、その場にいる全員が飲んでいるかどうかが気になる、というものがあります。

これは全員にお酒を強要しようとかでは全然なく、カラオケの幹事みたいなもんで、

全員が歌っているか=全員酒飲んでるか=全員盛り上がってるかどうか

が気になる、という理由によります。

おーい〇〇~、飲んでるか~?なんて聞いて回ってる酔っぱらい、見たことあるんじゃないでしょうか(笑)

そんな時に、自分から、あ、ごめんなさい、私お酒弱いんで、なんて言うと、
=飲みたくない=この飲み会に参加したくない
とも取られ、人によっては意固地になって絶対飲まそうとしたりしかねません。

そこで、周りの人から伝えてもらう方法が考えられます。飲んでるか~?と言われたら、聞かれた本人は笑顔で飲んでます!

と応え、その時に周りの人から、あの子お酒弱いんですよ、と伝えてもらう。

そうなれば、そーなのか、弱いのか、となりますから、弱いんですけど、今日は楽しいんでちょっと頑張って飲みます!

とかなんとか言っておけば、そーか、無理するなよ、と、なるわけです。

要は自分から弱いアピールをすると角が立ちますが、他の人から弱いと伝えてもらうことで、自分からのアピールは弱いけど頑張ります!アピールに使える、ということ。

酒飲みはお酒を飲まない、飲み会に参加してない人がいるのが寂しいだけなので、飲み会に参加していて、今楽しいです!というアピールができれば充分、なんですね。別に全員が大酒を飲む必要は無い。

ちなみに、あの子弱いんです、と伝えてもらう同僚や先輩は、伝えたあとで、じゃーお前が飲め!と言われる危険性が高いので、前述したように飲める人に頼むのがベターです(笑)

じゃーお前が飲め!→いや、私も弱いんです、という流れは、酒飲みとしては、ちょっと悲しいし、言ってくれた同僚、先輩がかわいそう(笑)

小技集

その他、飲んでるっぽく見せる小技や、酔いにくくするための小技なんかを。

小技1:グラスは空けずに、飲みかけで置いておく
酒飲みの習性として、グラスが空いているかどうか気になる、というのがあります。

これもつまり、皆が飲んでいるかどうかが気になるということ。グラスを見てあんまり減ってないな!なんて言われたことがある人もいるんではないでしょうか。

まぁ、簡単なことで、全く飲んでないと減ってないな!と言われるし、空けちゃうと次頼め、次!と言われるので、グラスの中身を半分~4分の1くらい残し、飲んでる風にする、というもの。

あんまり長持ちする技じゃないですが、序盤は割りと有効です(笑)

小技2:チェイサーを頼む
お酒を飲みながら、ソフトドリンクを飲むと、血中アルコール濃度が下がるので酔いにくくなります。

ならばとお酒を飲まずに烏龍茶を飲んでいたら、酒好き上司にそれ烏龍茶?なんて聞かれることも。

そしたら、弱いので一旦休憩してます、これ飲んだらまたお酒頼みます!とかなんとか言っておけば大丈夫(笑)

どうしてもお酒を頼まないと上司が納得しないようなら、弱めのお酒を頼んで、側に置いておきましょう。

飲み会も中盤以降はグラスがたくさんテーブルの上にあるでしょうから、それに紛れてお酒のグラス+ソフトドリンクのグラスをキープしておき、お酒をちびちび飲みながら、メインはソフトドリンクを飲むといいでしょう。

小技3:やたらと料理を誉める
上司がちょっと奮発して、いい居酒屋なんかに連れていってくれた時には、飲めない人も使える手ですね。

食べながら飲むと酔いにくい、という理由もありますが、とにかくこれうめーだの、こんなん食べたことないだの、料理を食べて誉めまくるという手です。

これにより何が起こるかと言うと、こいつは酒は飲めないけど、おいしいもの食べて喜んでくれてるな、と思われるんですね。

とかく酒飲みというのは、この世で一番楽しいことは酒を飲むことだと思いがち。

お酒飲んでいない人がいると、こいつは今日楽しめていないんじゃないか?と心配になってしまうんです(笑)

お酒飲めなくても食べ物で喜んでくれるなら、それはそれでよかった、と、なる、というわけです。

何はともあれ、楽しむのが一番

俺の部下は酒飲めるやつしか認めん!なんて上司も中にはいるでしょうが、世の中の酒飲みの大部分は飲み会はみんなで飲んで楽しく盛り上がりたい!と思っている人ばっかりです。

お酒を進めてくるのも、カラオケで歌うのを進めてくるようなもんで、みんなで楽しむためにどうしたらいいか、ってことを考えての行動なんです。

いろんなこと言いましたが、飲もうが飲むまいが飲み会に参加しているあなたが楽しむのが一番です。

会話を楽しむ、料理を楽しむ、弱いながらも適量のお酒を楽しむ、等、あなたが楽しくしている姿を見れば上司もうれしいと思いますよ。

と、思ってもらえると、酒飲みとしてはうれしいです(笑)

まとめ

・酒飲みは、どれくらい飲むかじゃなくて、飲もうとしてくれないことが寂しい
・飲めないことは、自分以外の人から伝えてもらおう
・いろいろ飲んでるように見せたり、二日酔いになりにくくすることもできます
・が、酒飲みが一番嬉しいのは、飲み会に参加した人が楽しんでくれることなんですよ!

あんまり構えないで、普段聞けない話とかを楽しむ感じで来てもらうとうれしいんだけどなぁ。酒飲み側の意見ですかねぇ?

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