お酒は体にいい?悪い?お酒を飲んだ際の健康効果3つ

2017年4月24日

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お酒は健康にいいの?悪いの?

最近じゃぁお酒ってーとすっかり悪者にされてしまって、

飲んでもいいことなんかない、やめるべきものとして扱われがちですよね。

もちろん飲みすぎれば体に悪いものなのは分かっています。

ですが、じゃぁお米は?もちろん適切な量をおいしく食べる分には問題ないですし、

栄養だってありますから素晴らしいものなんですが、食べ過ぎればメタボになるし、とりすぎれば体に悪いのは間違いない。

じゃぁ運動は?適度な運動は健康にいいし、ストレス解消にもなりますが、

あんまりやりすぎるとケガをしたり、体を壊したりする。

世の中のありとあらゆるものは、とり過ぎ、やり過ぎると体に良くないのである!

なんでお酒ばっかりそんな目の敵にされなければならないのか!

なんていうのは酒飲みの屁理屈でしょうか(笑)

とはいえ、お酒というものに健康効果が無いとすれば、

いわゆる百害あって一利無し、なものだとすれば、そりゃぁやめろと言われてもしょうがない。

と、いうわけで、今回は世間で悪く言われがちなお酒がもたらす健康効果について書いてみようと思います。

お酒というのはこんな素晴らしいものなんですよ!

健康にいいんですよ、みなさん!だから僕は飲んでいるんです!

ただ酔っ払ってキャッキャしたいだけではないんですよ!

という、内容に、なったらいいなぁ(笑)

お酒の健康効果1:動脈硬化を防ぐ

動脈硬化とは、動脈の内側が厚くなり、血管が細くなることを言います。

血管はホースのようになっており、その中を赤血球や白血球などが流れていくわけですが、

その中に脂肪細胞が流れる場合があります。

この脂肪細胞を異物と判断した白血球等が脂肪を分解・処理するんですが、

その際にカスが出て、このカスが溜まって欠陥内面の膜が盛り上がり、

結果的に血管の内腔が狭くなります。

盛り上がった部分はプラーク(粥腫)と呼ばれます。

さらに、何かの拍子でこのプラークが傷つくと、

その傷を埋めるために血小板が集まってきますが、

あんまり集まり過ぎると血管をふさいでしまいます。

これが脳で起きると脳梗塞に、心臓で起こると心筋梗塞の原因になり、

足先などで起こると末端まで血液が行かず、足の小指等が腐ってしまう(壊疽)ことがあります。

動脈硬化が原因で引き起こされる病気には、

脳卒中、心筋梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症、動脈瘤などがありますが、

動脈硬化の主な原因とされているのは肥満、コレステロール、タバコと言われています。

実はこのうち、コレステロールに関して、お酒は非常にいい関係にあるということなんですね。

コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)の二種類があるのですが、

悪玉コレステロールは血管の壁に付着し、動脈硬化の原因になります。

善玉コレステロールはその逆で、

血管の壁に付着した悪玉コレステロールをはがし、肝臓に戻す役割をしています。

お酒を飲めば飲むほど、この善玉コレステロールが増え、

悪玉コレステロールが減る、というデータがあります。

つまり、お酒を飲むと動脈硬化を防ぐ効果がある、ということなんですね。

動脈硬化の観点からすると、お酒はたくさん飲めば飲むほどいいようですが、

あんまり飲み過ぎると肝臓等ほかの臓器に負担がかかったり、

動脈硬化の主な原因の一つ、肥満にもつながりますので、

体全体のことを考えると、やはり適量を守るのがいいようです。

飲めば飲むほどいい、とはならないのがお酒のつらいところで・・・(笑)

お酒の健康効果2:抗酸化作用

様々な病気の原因となるものの一つとして、活性酸素というものがあります。

活性酸素とは、体のさびと呼ばれるものです。

体内に過剰に発生すると細胞の酸化を高め、DNAの損傷を促し、

老化、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、ガンの原因になり、

この発生をできるだけ少なくすることが健康につながるとして、各方面で研究されています。

ある病院の調査では、活性酸素の値はお酒を飲まない人よりも飲む人のほうが低いという結果になったそうです。

ただし、大量に飲む人は活性酸素の値が高かったようですが、

とにかく適量の飲酒は活性酸素を低くするのは間違いない、というわけ。

特に活性酸素を低くする、抗酸化作用が高いといわれるのが赤ワイン。

赤ワインに含まれるポリフェノールという物質が、抗酸化作用を持っているということで、

日本でも赤ワインブームが起こったことがありました。

ただし、最近の研究では赤ワインよりもビールのほうがポリフェノールを多く含むという結果が出ているそうです。

とりあえずビール、というのは抗酸化作用の面から見ても有効なようです。

さらに、ポリフェノールの中のレスベラトロールという物質が、

アルツハイマーやガンの予防効果もあることが分かったということで、

これらビールやワインの健康効果に関してはしっかりとした裏付けがとれているといえますね。

いいですねぇ、いいぞ、いいぞ、健康にいいじゃない!!

なんでそんなに嬉しいのかが分かりませんけど(笑)

その他、お酒の健康効果について

日本酒についても、様々な健康効果があるといわれています。

日本酒にはフェルラ酸と言われるポリフェノールの一種が入っており、

これによりビールやワインと同じく抗酸化作用が期待できます。

さらにこのフェルラ酸はシミ・ソバカスを抑制する効果もあり、

日本酒には健康効果に加えて美肌効果があるということなんですね。

その他にも日本酒に含まれるアミノ酸で肌がしっとりしたり、

純米酒に含まれるフルーツ酸という物質は古くなった角質を除去し、柔らかな肌を保持します。

米どころ=日本酒がおいしいところには美人が多いなんて話もあるそうですが、

これらは日本酒の美肌効果に原因があるのではないか、という説もあるようです。

秋田美人とか言いますもんねぇ。

ウイスキーの健康効果についてですが、エラグ酸という、

ウイスキーが樽の中で長時間熟成される際に樽のオーク材から浸出して生み出される成分が含まれています。

これもポリフェノールの一種なので、抗酸化作用があるのですが、

さらにそれに加えて糖尿病の合併症予防にも効果があると期待されているそうです。

その他、お酒を飲んでストレス解消につながることで、

ストレスが原因の病気にかかりにくくなる、等の効果も考えられますが、

お酒に含まれている成分そのものに体にいい成分が含まれているということが、

研究により分かってきているようです。

今後もどんどん体にいい成分が分かってきたら、大手を振ってお酒を飲めるようになりますね!

健康のためにお酒を飲む、素晴らしい!(笑)

ただしあくまでも適量が前提

言うまでもないことですが、この記事に書いた内容はすべて適量飲酒を前提としております。

なんでもそうですが、過ぎたるは猶及ばざるが如しということわざもありますように、

飲み過ぎると体によくありません。

飲み過ぎれば肝硬変や肥満につながりますし、

アルコール依存症なんて笑えない事態になることも考えられます。

健康にいいとかの大義名分を得ると飲み過ぎるという習性を酒飲みは持っておりますので(笑)

お酒の健康効果を得たいのであれば、適量を守って、マナーを守って、

楽しくお酒を飲みましょう、ということですね。

そこが一番難しいんだよな~(笑)

まとめ

・お酒には動脈硬化を防ぐ効果がある
・お酒には抗酸化作用がある
・日本酒には美肌効果があったり、様々な健康効果がある
・ただし、適量を守れば(笑)

お酒に健康効果があるとはいえ、ずっとこの先も健康でお酒を飲むためには、

やっぱり適量飲酒が一番重要なんだな~。

わかってるんですけどね!!そりゃ、管理人だって(笑)

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