お前の酒は悪い酒だよ・・・と言われないために。お酒によるストレス解消時に気をつけること!

2017年4月24日

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飲まなきゃやってられねーや!ってこともありますが・・・

取引先から怒られたとか、

上司が無茶振りしてきたとか、

部下が言うことを聞かないとか、

とにかくストレスがたまることってありますよね。

ちっくしょう、頭に来た、今日は飲んでやる!なんて言ってたら、

あなた最近飲み過ぎだから、今日はやめときなさい、なんて奥さんに言われたりして。

お、お前も俺のストレスになるのか・・・

ストレスからお酒を飲むと深酒になりやすいし、あんまりよくないという話もありますが、

かなり多くの人がストレス解消にお酒を飲んでいるのも事実ですよね。

実際問題、ストレス解消にお酒を飲むのはいいのか?悪いのか?

という点について書いてみたいと思います。

お酒を飲む人の死亡率の変化

酒は百薬の長という言葉がありますが、実際のデータにもそれは表れています。

全死亡率を縦軸、飲酒量を横軸とした場合、ある飲酒量までは死亡率が下がり、

そこから先は飲めば飲むほど死亡率が上がる、というグラフになります。

このようなグラフを、線の形がアルファベットのJに似ていることからJカーブ曲線と呼びますが、

これはつまり適量の飲酒であれば死亡率を下げる=健康にいい、ということなんですね。

理由は様々考えられるのですが、大きな理由の一つとして適量の飲酒はストレスが発散できるから、というものがあります。

お酒を飲んでいた人が禁酒すると、死亡率が女性で1.7倍、

男性で1.3倍になるというデータもありますが、

これはお酒で解消できていたストレスが解消できなくなったからという理由が大きいのではないかと言われているんですね。

女性のほうが死亡率の上がり方が高いのは、

女性のほうがよりストレス解消のためにお酒を飲むケースが多いからではないか、

と推察されているんだとか。

ふーむ、ストレスたまってる女性は、管理人と飲んでくれれば楽しく飲めるのに・・・

いや、管理人だけか、楽しいのは・・・?(笑)

ストレスが発生する原因

現代はストレス社会と言われていますが、非常にストレスをためやすい社会になっています。

ストレスにもいくつかの種類がありますが、大きく分けると、

身体的ストレスと精神的ストレスに分けられます。

身体的ストレスは、厚さ・寒さ・飢え・痛み・疲労等が原因。

精神的ストレスは、怒り・悲しみ・不安・恐怖等が原因で起こります。

心や体がストレスを感じると、ストレスホルモンといわれるアドレナリンや、

ノルアドレナリンが血液中に分泌され、

これによっておこる体の変化としては、血圧・心拍の上昇、発汗、胃腸の血流減少などがあります。

これは、大昔に人間が猛獣に襲われる!といったストレスが発生した時に、

すぐに逃げやすくするための反応の名残なんですね。

つまり、猛獣に襲われそうになっているのに、

心拍が下がっていたり食べ物を消化するのに血液を使っていたら、

逃げ遅れる可能性が高くなるわけです。言われてみれば、そりゃそうですよね(笑)

これらの反応はストレス源がなくなれば元に戻ります。

大昔でいえば、猛獣から逃げ切れば血圧や胃腸は正常に戻っていたわけですが、

現代ではストレス源からそう簡単に逃げ切れない場合もあります。

例えば、職場の上司が嫌なヤツで、ストレス源だったとしても、

仕事に行けば毎日顔を合わせることになるわけです。

上司がストレス源だからって、そう簡単に仕事をやめるわけにはいきませんよね。

そうすると、ストレスを感じている、ストレス状態が非常に長く続くことになる、ということになります。

ストレスを感じるとホルモンを分泌します。

分泌し続けると大脳が興奮状態になり、血圧・心拍数・血流量等のコントロールが乱れます。

血圧が上がり過ぎると高血圧、胃腸の血流量が下がったままだと胃潰瘍の原因となります。

そのほかにも、ぜんそくや下痢、円形脱毛症や神経症等の体の不調として表れることもあるんですね。

ストレスの影響に関してはお医者さんも見抜けないことがあるそうで、

気づかないところで治療の邪魔をしたり、病気の原因になったりする場合があります。

甘く見て放置しておくと感染症やガンの引き金や原因になることもありますので、

ストレスはためずに解消するのが重要、ということになります。

現代人は忙しいので、できれば手軽にストレス解消できるといいんですが・・・

どうするとストレス解消につながるんでしょうか?

いや、管理人はノーテンキと言われますが、それなりにストレスもたまるんですよ?

・・・いや、ホントに(笑)

お酒を飲んだ時のストレス解消効果

ストレスで緊張状態になっている大脳や脳幹を鎮めるためには、

趣味やスポーツに打ち込む、寝る、おしゃべりをする、等の対処が有効です。

が、例えばスポーツにしたって毎日できるものではないし、

音楽を趣味にしている人でも、心を落ち着かせるほど音楽を聴こうと思ったら、

それなりにまとまった時間が必要です。

仕事で忙しくて睡眠時間があまりとれないという場合もあるでしょうし、

おしゃべりっつったって仕事で忙しくて友達と時間が合わないんだよ!という人もいると思います。

そこで手軽にできるストレス解消法として、お酒を飲む、ということが出てくるんですね。

なかなか健全な方法だけでは、このストレス社会に対応するのは難しい、ということでしょうか・・・

お酒を飲むとアルコールが脳にも回ります。

これにより、普段本能を抑え、社会に適応するために理性を働かせている大脳新皮質を麻痺させます。

これにより、本能が解放されることで爽快感を得て、ストレス解消になるのです。

また、脳幹で腹側被蓋野という神経核に作用し、ドーパミンという幸福感を感じる物質を分泌します。

そのほかにも、脳下垂体という部分からエンドルフィンという気分高揚を高揚させたり、

鎮痛作用のある物質を分泌。

これは「ランナーズハイ」と呼ばれる状態の時も分泌されます。

また、同じく脳下垂体からセロトニンという、気持ちを落ち着かせ、

不安や恐怖を抑制する物質を分泌します。

これらの脳内物質が、ストレス解消につながっていくんですね。

楽しくお酒を飲むのが一番のストレス解消

お酒を飲むとストレス解消になりますが、あまり効果が上がらない場合もあります。

例えば仕事で大きな失敗をしたストレスから、一人でお酒を飲みに行ったとします。

その際に、お酒を飲みながら失敗についてうじうじ考え、

悩み続けているとせっかくのお酒のストレス解消効果も半減してしまうんですね。

さらにその場合、飲んでもストレスが解消されないことから、

どうしてもストレス解消しようともっとお酒を飲んでしまい、飲み過ぎにつながる場合も出てきます。

ストレス解消にお酒を飲むと深酒になる、というのはこのあたりが原因なんですね。

お酒でストレスを解消しようと思ったら、

お酒を飲みながら、友人と楽しくおしゃべりをしたり、カラオケで歌ったり、

テレビを見て笑ったりするのが有効。

とにかく飲んでる間は仕事の失敗等のストレス源のことを頭から無くし、

お酒が起こすストレス解消効果を思い切り受け取ることです。

例えばですが、フットサルをやってストレス解消しようというのに、

ボールをけっている間中仕事のことうじうじ考えていたらちっとも楽しくないですよね?

ストレス解消になるとも思えません。

それと同じで、お酒を飲んでる間はストレス源のことを頭から無くし、

とにかく楽しむこと!

これが一番のストレス解消方法なんです。

スポーツしている間中ずーっと仕事の愚痴を言ってるやつがいたら袋叩きにされるでしょうが(笑)

お酒飲んでるときに愚痴っても、まぁまぁ聞いてもらえますからねぇ。

あんまり愚痴ばっか言ってると、その内誘われなくなるかもしれませんが・・・

お酒の席は、周りに気を使うとかじゃなくとにかく楽しむ!

これが重要なんです、ストレス解消という面から見ても。

まとめ

・適量の飲酒はストレス解消になり、寿命を延ばす!
・ストレスをため込むのは健康の大敵
・お酒を飲むとストレス解消につながります
・楽しくお酒を飲むとストレス解消により効果的!

まぁ、楽しすぎて飲み過ぎる、という管理人みたいなことするとまた別の問題が出てきますが・・・(笑)

お酒は楽しく適量を!

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