ただの愚痴を言う場に終わらないお酒の場

2020年1月15日

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愚痴を聞かされるだけになりがちな職場の飲み会

お酒を飲むのが若い子はさほど好きでない、
飲み会もあまり行きたくないという人が近年は増えてきています。

同期会なんて言う割と気を使わなくていい楽しい場であってもあまりやる気が起きなくて廃れていく感じなので、当然職場での飲み会にも私も含めて乗り気にはなりませんでした。

そう思う最大の理由はただの愚痴や説教をする場に飲みの席がなりがちなことです。
確かにある程度不満が溜まったときにそれを吐き出せる場として飲み会を活用すること自体は否定しません。

そうすることで前向きになれるという人もいるのも事実ですから、決して無意味ではないでしょう。

しかし大抵の場合はその愚痴を自ら出せる場として飲み会に参加できる機会はほとんどなくてむしろ自分がその愚痴を聞かされたり、酷いときには普段の仕事内容に対する説教をされてしまいます。

そんなところに誰が好き好んでいくでしょうか。

私はそうしたマイナスのイメージばかりだからこそ飲み会に行きたくなんかないと思っていました。

飲み会のイメージが変わった

しかしあるときその考え方が変わりました。

同年代をまとめ上げる先輩的な人が若手の会だといって二十代から三十代の前半のメンバーを他部署含めて集めてくれて飲み会が開かれました。
気心がある程度しれたメンバーだったのでまあ付き合いもあるし顔を出すかと思って飲みに行きました。

しかしそこは私が想像していたようなマイナスの飲み会の席ではなかったのです。

ある程度お酒が回ったあとに、お前らの不満を全部聞いてそれを上層部にぶち上げる、そうすればきっと働きやすさも待遇も何もかも変わるはずだから今日は全部話してくれと言われました。

何かの吊し上げになるんじゃないかとすぐに話し始める人はなかなかいませんでしたが、ぽつりぽつりと愚痴を言う人が出てきて、先輩が上手にそれに対して愚痴を解消するにはどうしたらいいだろうとアイデアを募りました。

普段同じ職務をやっている人以外にも聞いて回れたので、アイデアも同じ方向だけでなくて新鮮なものも聞けて口の吐き出しにとどまらない前向きな気持ちになれました。

飲み会後に実際に

後日本当にそうしたアイデアをまとめて上層部に掛け合ってくれたようで何人かの異動や配置転換も実現して職場の活性化に繋がりました。

愚痴をいうだけでなくてその先に何かやりたいことがあるのかも含めて話を聞ける飲み会になって、その場で例え何も解決できなくても前向きになれる非常に良い機会になったと思います。

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