大酒豪に覚醒したマルガリータ・ナイトの思い出。
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そんなに飲める印象の無かったミリちゃん
外資系企業に勤めていた時の同僚のミリちゃんは、美人でオシャレでスタイルも抜群、
いかにも外資系のキャリア・ウーマンといった感じの素敵な女性。
男の子にもモテモテで、帰国子女なので英語が堪能だったこともあり、
彼氏はいつも外資系企業のエリート外国人社員。
私はわりと地味子ですが、ミリちゃんとは気が合い、
女どうしでも、ミリちゃんの彼氏と一緒でも、よく仕事帰りにお食事など一緒にしました。
ミリちゃんはイタリア料理が好きで、そこそこお酒も飲みますが、
お食事中はせいぜいワインを2-3杯と、大酒豪の印象は持っていませんでした。
ミリちゃんが大変身した夜
そのミリちゃんが大変身したのは、今でも当時の知人、
友人の間でも伝説の「マルガリータの夜」です。
その頃、ミリちゃんは失恋して落ち込んでいました。
いつも男の方におっかけられている感じでしたが、
アメリカ人の彼には珍しくミリちゃんの方がのめりこみ、結婚したいと切望していました。
しかし、彼はアメリカに転勤の辞令がおり、密かに期待していたミリちゃんの望みは叶いませんでした。
落ち込むミリちゃんを励ます会を、
同僚や友人の外国人男性が企画、私と数人の同僚女性も呼ばれました。
(今思うと、男は単に後釜を狙っていた奴が多いように思います。)
盛り上がりそうな金曜日の夜、まず六本木の外国人バーに集結。
私もミリちゃんも行ったことがない場所でした。
会社帰りの外国人サラリーマンがいっぱいの店で、音楽も大音量でかかり、
ビールやフィッシュアンドチップスなどで楽しく騒げそうです。
私はずっとミリちゃんの隣にいましたが、二人ともビールはあまり好きではないので、
季節のメニューのストロベリー・フローズン・マルガリータというのをオーダーしたら、これがおいしい!
特にミリちゃんはそこで開眼?覚醒?したのか、次々とお代わり。
ミリちゃんの良さをわからないバカ彼氏の悪口などで盛り上がり、夜は更けていきました。
12時近くなり、終電も気になる女子たちは徐々に帰宅、
私もミリちゃんとは同じ方向だったので、そろそろ帰ろうか、と話していました。
ちょっと酔っ払ったミリちゃんを狙っている男もいるようなので、気になりました。
男どもに、ミリちゃんが
すると、ミリちゃんをお持ち帰れないと気づいた外人の男の子たちは、
彼らだけでトップレスバーに行こうと相談していました。
不意にミリちゃんが「自分も行く!」と主張。
男の子たちはもちろん面白がってウエルカム、
ミリちゃんが心配なのと、好奇心で私もついていきました。
そして外人トップレスバーで、
金髪だのブルネットだのすごいダイナマイトボディのお姉さんたちが踊る中、
ミリちゃんはフローズン・マルガリータを20杯飲みました。
金曜日深夜のそんな場所には女性客はいないので、周りの人は、
ミリちゃんはダンサーで今日はオフで遊びに来ているんだと納得していたようです。
その後完全にハイになったミリちゃんは、ダンサーのお姉さんとディープキスをして、
フロアにのぼってトップレスダンサーとポールダンスに参加。
一緒に行った男の子たちが脱いで!と声をかけ、
ミリちゃんが服に手をかけたところで、私が乱入して止めました。
ついでに、声をかけた男たちにはパンチや説教をしていると、
午前5時頃になっており、お店も片づけはじめたので、外に出てタクシーで帰りました。
もう、外は朝でした。
その後のミリちゃん
ミリちゃんはその後しばらく、レストランや街で、
こないだストリップバーにいた子でしょ?仕事は何曜日なの?と何度か外人に声をかけられたそうです。
男の子たちは、あの時脱いで欲しかったなあと、かなり本気で言っています。
ミリちゃんは、振られたばかりでちょっとセクシーなムードのところにいったのと、
あとフローズン・マルガリータがやばかった。
他のお酒なら大丈夫だけど、あれは止められなくなるから封印していると言っています。
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