アナタの飲み方はどのタイプ?お酒の飲み方の6つの分類
Contents
お酒の飲み方の分類、アナタはどのタイプ?
お酒を飲むと本性が見える、なんて言い方もしますが、何しろ酔っ払いの姿は十人十色。
お酒を飲むと陽気になったり、
説教臭くなったり、
感動屋になったりと、
いろんな姿を見せてくれます。
お酒飲まない人の中には、
普段は見せない酔っ払いのそんな姿を見てるのが楽しいという人もいるとか。
お、恐ろしい・・・(笑)
お酒の飲み方にはいくつか分け方が考えられますが、
今回の記事では6つの分類の仕方について書いていきます。
お酒の飲み方ということは、こういう飲み方、こういう理由で飲む人はこういう酔っ払い方をする、ということ。
タイプによってはついつい飲み過ぎるものもありますので、こういうところに気をつけてくださいね、みたいなところまで書いてますので、参考になればうれしいです。
いろんな人が、自分のタイプを自覚して、
適切な距離感でお酒と付き合うことができるようになりますように・・・
いや、まぁ、管理人も含めてですが(笑)
問題飲酒になりやすい・・・欲求不満酒
嫌な現実から逃げるためにひたすら飲む酒・・・
というここを聞いただけで嫌な酒なのは間違いなさそうですね(笑)
このお酒の飲み方をする人に多いのが、自己顕示欲が強く、見栄っ張りなタイプ。
仕事上、プライベートに関わらず、知ったかぶりをする、って人はいませんか?
何を聞いても答えてはくれるものの、正しい答えとは限らない。
トンチンカンだったり全くのデタラメだったり、
時には質問がおかしいと論点をずらし、論理をすりかえ、論点を狂わす。みたいな。
実力以上に自分を高く見せようとする人に多いタイプで、
自分が優位に立つために何が何でも相手より知っていなきゃならない!と思うタイプの人々。
結局そういったごまかしばっかりしていると段々人から相手にされなくなり、自己顕示できる幅が狭くなり・・・
最終的に「どいつもこいつも俺のことを認めようとしない、バカばっかりだ」
となり、誰からも認められない現実から逃げるために、お酒に走る、というわけ。
欲求不満酒を飲むタイプの人は、
自分のコンプレックスに端を発し、
コンプレックスの裏返しである自己顕示をし過ぎ、
結果的に自己表現の場を失った、という人が多いんです。
こういった欲求不満酒を飲む人は、
とにかく現実を忘れるために飲む・・・
しかし現実はそう簡単に変わらない・・・
ために、問題飲酒になりやすくなります。
自分が酒を飲む理由が欲求不満からの一時的逃避にあるのでは?
と思う人は、早急に飲み方を変えた方がいいでしょう。
ただし、このタイプの人は欲求が強く、そして多く、さらに自意識過剰で他罰型の人であることが多く・・・
って、ずいぶんな言いようですが。
悪いのは自分ではなく、自分を認めない他人であり、社会であり・・・
と考えるタイプが多いので、なかなか自分で気づくことができません。
もしアナタの周りでこのような飲み方をしている人がいたら、周囲の人が阻止してやる必要があります。
その人間の存在が、
周囲の人にとってどれだけ大切であるか、
どれだけ社会にとって大事であるかを自覚させてやることで、大酒を飲むのを防いでいくしかありません。
もし、自分が欲求不満酒を飲んでいる、という自覚を持てたのであれば、
もうこの広大な宇宙に比べれば自分なんてちっぽけなものよ、人生なんてオガクズのようなものよと思ってしまえばかえって気が楽になるものです。
自分の価値なんてその程度のもの、というところから自分なりの価値観を見いだせるようになれば、酒に依存しなくても生きられるようになりますよ。
最初は体調不良からの飲酒。不安酒
そもそものきっかけは、精神的不安からくる身体の変調を忘れるために飲み始める・・・というパターン。
根はまじめで、仕事もでき、責任感も強い人が仕事に打ち込み過ぎて酒に走る、ということが多いです。
残業に次ぐ残業、体調に異変をかんじながらも責任感の強さゆえに休むこともできない、たまには息抜きでもしようと酒を飲むと体のだるさがピタッと止まり、気分も爽快になる。
そんな経験をしちゃったら、
段々毎日酒を飲むようになり、酒に溺れ・・・となっていくのも時間の問題でしょう。
欲求不満酒と並んで危険なのがこの不安酒。
現実の不安や緊張からの解放を求めて飲む酒で、
これも根本的解決ではない一時的な逃避と言えるでしょう。
お酒は適度な量を飲めば鎮静作用があるため、感覚の鋭敏さを減退させることが証明されています。
つまり、不安や緊張が高まっている時にお酒を飲むと、程よく不安や緊張を解いてくれる、ということ。
ノイローゼ気味の人は常に何かの不安や恐怖にさいなまれています。
そこへお酒を飲むと一時的に不安や緊張、
さらには緊張で硬くなった身体までリラックスするもんだから、
最初は身体的な改善のために飲み始めることが多いんですね。
ややこしいのが、
最初の時点ではお酒の鎮静作用で体調が良くなる(不安や身体の緊張の緩和)ので、
飲んでる本人は不安酒の自覚がないこと。
決して自分はお酒に逃げているわけではなく、
体調をよくするために飲んでいる・・・と、本人は思っている・・・んですね。
今は体調が悪いから飲んでるけど、良くなればすぐに止められる、と思ってるんです、本人は。
ところが何しろモノがお酒ですから、
飲み続けているうちにだんだんお酒への依存が出てきます。
実はこのような飲み方が一番アルコール依存症になりやすいんですね。
アル中患者の多くは、そもそもの動機は様々でもなんらかの神経症の傾向を持っています。
こういった不安酒を飲む人は几帳面で責任感が強く、仕事もできる人なのですが、自分で自分の仕事に満足できません。
もっと完全に、もっとできるはずという思いが常にあり、少々の失敗でもプライドが許しません。
こういった性格を持つ人は、不安酒に走りやすいので注意が必要です。
アルコールの力を借りれば元気になる。
仕事もできるし責任も果たせる、というわけでさらにアルコールへの依存が高まる。
結果的に、朝から酒を飲まなければ仕事ができなくなる・・・という悪循環。
こうなるともう立派なアルコール依存症なので、自分の意志でお酒を止めようとしてもどうにもなりません。
根本的に治療をしないといけなくなってしまいます。
このようなお酒を飲んでいる、と自覚できたのならば、何はともあれ断酒するのが一番。
もし仮に自分の意志で断酒できないとすれば、もうアル中患者への第一歩を踏み出している、と言えます。
できるだけ早い段階で神経科のお医者さんの診察を受けましょう。
ちなみに欲求不満酒は男性に多く、
不安酒は女性に多い傾向が。
キッチンドリンカーのような閉鎖状況にある女性の飲酒は、不安酒になりやすいので注意が必要です。
管理人に言ってくれれば、悩み事くらい聞きますよ~、女性限定で。あ、いりませんか、そうですか・・・(笑)
ハッピーはよりハッピーに、嫌なことはヤケ酒で。解放酒
嬉しかろうが、悲しかろうが、とにかく飲んで自己解放するタイプのお酒。
嬉しい時にだけお酒を飲む、
うれしい気持ちをよりハッピーにするために飲む、
という人もいますし、
嫌な時にヤケ酒を飲んで忘れてしまおう、
という人もいます。
ヤケ酒と欲求不満酒の違いは、
ヤケ酒の場合はお酒に逃げるというよりは、お酒を飲んで気分転換をしよう、という程度だというところ。
酒で自己解放し、ワーッと騒いで気分転換、明日への英気を養おう、というのが解放酒のヤケ酒です。
これが毎日毎日ヤケ酒を飲む、ということになると解放酒というより欲求不満酒に近いので、注意しましょう。
本当に適量の健康なお酒は、一日の疲れを回復させ、ストレス解消につながるものです。
例えば仕事の帰りがけに行きつけの飲み屋に立ち寄って軽く飲む。
時間もせいぜい一時間で、量も適正飲酒の範囲。
最も理想的な飲み方と言えるでしょう。
少々の悩みはあるものの、
とにかく健康で酒が飲めることに感謝。
多少の嫌なことは酒で流して、
また明日から頑張ろう。
こんな気持ちで飲むお酒はまさに百薬の長で、
愉しくお酒を飲みたいというのが、大部分の酒飲みがお酒を飲む動機だと思います。
このサイトに来てくださっているアナタもこのような動機で飲まれていることでしょう。
自分がどのタイプの酒飲みかな、と考えたときに、大部分の人が自分の飲み方は解放酒だな、と思うはず。
心がハッピーな時に飲むお酒は解放酒と思って間違いないんですが、ヤケ酒を飲む人は注意が必要。
ヤケ酒はどうしても量が多くなりがちですからね。
解放酒と欲求不満酒の違いは、
飲んでるお酒の量が適正量に収まっているかどうかである程度判断できます。
飲んでいるお酒の量が適正かどうかは、飲んでいるときの状態が
・酒を飲んでいない状態と変わらない行動ができ
・動作や行動がコミュニケーションを良い方向にできる状態
であること。
これがヤケ酒でベロベロに泥酔してしまうとか、翌日に残るほど飲んでしまうとか、そういったことがあると欲求不満酒の可能性が高くなります。
美味しいお酒を適正量飲んで、心のストレスを取り除く。
そして明日からの活力を得る・・・まさに理想的なお酒の飲み方。
ヤケ酒も、たまにベロベロになるくらいならいいんでしょうけど、しょっちゅうベロベロとなるとちょっと注意が必要ですね~。
欲求不満酒、不安酒、解放酒のまとめ
・欲求不満酒を飲む人は、現実から一時的に逃避するためにお酒を飲みます
・不安酒を飲む人は、最初は不安酒を飲んでいるという自覚がないことも
・解放酒を飲む人は、ヤケ酒を飲み過ぎないよう注意!
・自分の飲み方を自覚し、飲み過ぎないよう注意が必要です
まぁ何しろ飲み過ぎないようにするのが一番です。
自分の飲み方は解放酒だ!と頑張らずに、一度客観的に見てみてはいかがでしょうか。
飲み方の分類、まだまだあります
さて、引き続きお酒の飲み方の分類を。
管理人の場合ですが、どれか一つってことはなく、飲むとき飲むときでどの飲み方かが変わります。
なんかこう、
嫌なことがあった時は欲求不満酒だし、
やり場のない不安があるときは不安酒だし、
楽しいことがあった時は解放酒だし・・・
どの飲み方であったとしても、
何か一つになっちゃうとマズイとか、
あるいは欲求不満酒が多いとマズイとか、
バランスの問題なんじゃないですかねぇ。
お酒の飲み方もそうですし、
お酒を飲んでる分には構わないけどお酒に頼るようになっちゃうと危険。
結局のところ、どんな飲み方をするにしても、
お酒は飲んでも飲まれるな、ということですか。
それを言い出しちゃ元も子もないんですが(笑)
この記事が、アナタがアナタの飲み方を客観視するきっかけになればいいかなぁ、と思います。
では、引き続きお酒の飲み方の分類について。
アナタの飲み方、今回の方には入ってますか?
ホントに「付き合いだから仕方なく」飲んでる?付き合い酒
例えば接待や人生の通過儀礼、
集団の和を図るために飲む、
という公の付き合い酒というのもありますが、
まぁ通常付き合い酒と言えば個人的な付き合い酒でしょう。
個人の親交を深めるために飲むものです。
管理人が飲むときもまぁ大概コレ(笑)
会社、
会社の中の部や課といったさらに小さな集団、
スポーツ等の趣味の集団、
家族や地域社会の集団、
学生であればゼミやサークルの集団等、
様々な集団で、
やれ歓送迎会だ、
忘年会や新年会、
花見やなんかの季節のイベント、
いいことがあった、
悪いことがあっただの、
とにかく様々な理由で宴会は開かれます。
こうした酒を媒介として仲間意識を盛り上げ、
結束を深めようとして行われる宴会というのは、実は日本特有の文化。
飲めや歌えの大宴会というのは、
外国人が見ると結構首をかしげたくなる光景のようです(笑)
こうした宴会での鉄則は、「相手に合わせて余裕を持って酔うこと」。
付き合い酒は酒を飲んで酔うことが目的ではなく、
酒を媒介にして人間関係を向上させることが目的なので、
実は酒が飲めようと飲めまいとそこまで関係が無かったりします。
悪酔いして絡みまくったりするのもよくないですが、
まるっきりシラフでいるのもちょっと。
酒が全く飲めないとしても、酔ったふりをするくらいの気遣いが必要にはなるということですな。
この飲み方をする人に多いのが、
誘われて仕方なく、とか、
付き合いだから仕方ない、なんつって飲まなくてもいいお酒を飲んでいるケースが多い、ということ。
確かに人間関係を良好に保つため飲み会に参加する、
ということが無いとは言いませんが、
まぁ基本的には飲みたいから飲んでるケースがほとんどです(笑)
ちょっと危険なのは、学生のコンパなどで、
先輩との付き合いで断り切れずに自分の適量以上を飲んでしまったり、
一気飲みに付き合ったりして急性アルコール中毒になってしまったりするケースもあること。
また、接待酒の場合さらに会社のため、という口実が加わるため、
無理をして飲み続けてしまい、結果アルコール中毒になってしまうケースも。
毎晩無理して飲んで大変だ・・・
といっても何とか酒量を減らそうとすれば減らせることも多く、
やっぱり飲みたいから飲んでいることがほとんど、といえます。
ただでさえ付き合い酒で飲んでいるときは気心の知れた仲間と飲んだりして、
開放的になって飲み過ぎてしまうケースが多く、
それでも毎晩毎晩飲んでいると体調を崩してしまいます。
誘われたから、付き合いだから、接待だからと言い訳せず、
自分が飲みたいだけだということを自覚して飲み過ぎないようにすることが重要、なんですね。
あー、耳が痛い(笑)
普段はおとなしいのに・・・攻撃酒
攻撃酒の一番わかりやすい例は酒乱。
普段は温厚だったり、おとなしいイメージの人が、ある量のお酒を飲むと豹変。
暴言は吐く、物は投げつけるし、壊す。
隣の人とケンカを始めて、最終的には店を追い出され・・・
これが一番わかりやすい攻撃酒でしょう。
攻撃酒にも様々な攻撃性があり、見ただけでは分かりにくいのがまず「朝まで討論型」。
なんでもない話題に突然「キミ、それはおかしいんじゃないか?」などとつっかかり、とことん糾明。
相手がヘトヘトになるまで言葉の攻撃が続く。
それで済むのならまぁ聞き流していれば終わるのですが、
ついには相手の弱点についても平気で口にするようになるようになってくるため、聞いてる方もついつい言い返したくなり、ついには朝まで討論してしまう。
あとから考えると全然つじつまはあってないし、
なんであんなに熱く討論をしてしまったのかがさっぱり分からない・・・
なんてことになるわけですが、
お酒を飲むと討論会が開催されてしまう、
という人は案外多いようです。
さらに、相手を叩くクセが出てくる人もいます。
叩くのなら分かりやすい攻撃酒じゃないかと思われるかもしれませんが、殴る蹴るという暴力でなく、笑いながらとか、無言で、背中やら肩辺りをバシバシ叩く、というもの。
こんなくらいだと
「酒の上のことだし、ここで怒っては大人気ない」
なんて受け入れようとするのですが、
何もしなければ何度も何度も叩いてくるので、
黙って席を変えるか、帰るくらいしか打つ手がなくなってしまいます。
案外女性に多いクセなんですよ。
攻撃酒の中には、やたらと人に絡むようになる、というものもあります。
仲間内に絡んでいるくらいならまだ笑い話で済むのですが、隣の客に絡むなんて場合は相当厄介。
特に男女で飲んでいる女性の方に絡んだりすると、まぁモメるのは目に見えてますわな。
こうした攻撃性を持つ人の多くは、普段は気が小さく、いい人で通っている人。
自己コントロールができ、
分をわきまえ、
決して大風呂敷を広げず、
人をあざむいたりできない気のいい人・・・
なのですが、怒りや攻撃欲や破壊欲が無い人間は存在しません。
そういった欲望を抑えれば抑えるほど、鬱積が大きくなります。
理性で抑えられているうちはいいのですが、
お酒を飲んで理性のタガが外れると、
鬱積していたものが一気にあふれてしまいます。
何回かそういったことを繰り返すうちに、
酔いによって発散できる抑圧を知ってしまうんですね。
一度その快感を知ってしまうともう麻薬のようなもの。
酒を飲んで攻撃性が出ているときのことは本人はほとんど覚えておらず、深く反省・後悔もしているのですが、
次こそは気を付けて飲もうとしてもお酒を口にしたとたん、発散欲望に負け、ついつい飲み過ぎ、
また同じような攻撃性を発揮してしまう、というわけです。
欲求不満酒にも似ていますが、
それよりももっと動機に攻撃的なものがあります。
欲求不満酒は現実から逃避するために飲む酒ですが、攻撃酒はもっと積極的に酔って抑圧を開放したいという欲求が根本にあります。
そのため、攻撃酒を飲む人の飲み方は尋常ではありません。
抑圧を開放するために、酔うために飲んでおり、酒を楽しむ必要もなく、早く攻撃できるほど酔えればいい。
そのためピッチも早く、量も多く飲む人が多いのです。
このようなお酒を飲む人は、
自分がどれくらい飲んだら攻撃的になるのかを自覚するようにすること。
目安は量ではなく、酔いの自覚を持つこと。
攻撃性が出る人は、その前に目が座ったり、ロレツが回らなくなったり、突然無口になったりします。
そうなったら危険なので飲むのを止めましょう・・・
とは言え、本人には自覚がないことがほとんどですので、周囲の人がそうなったら教えてあげましょう。
そうは言ってもお酒を飲み始めてからそれを言ってもなかなか聞かない。
そこで、酔っていない時によくよく注意しておくことです。
攻撃酒を飲む人の多くは、酔っていない時は攻撃を恥じ、深く反省もしています。
そのため、酔っていない時であればいろいろ素直に聞いてくれます。
そこで、シラフの時に
「今度一緒に飲む機会があったら、危ないと思ったら注意する。注意したら必ずそこでやめるように」
という約束を取り付けておくことです。
そして、飲みに行って目が座ったり、ロレツが回らなくなったり、突然無口になったりしたらよくよく注意し、
納得させて飲ませないようにすること。
それがダメならさっさとお開きにしてしまいましょう。
一緒になって酔ってしまい、相手の異変に気付かないとお互いに悲惨な思いをすることになります。
こんなことを何度か繰り返すうちに、攻撃酒を飲む人にも自覚ができて徐々に攻撃酒ではなくなっていくハズです。
駆け引きの道具としてのお酒!?武器酒
上司とお酒を飲みに行きました。
こんな席だから、普段言えないようなことを聞かせてくれと言われたものの、
さすがに上司と飲んでるときにそこまでハメは外せない・・・
と、思っていたものの、
上司もどんどん飲んでるし、
進めてくるもんだからついつい飲み過ぎ、
たまっていた愚痴を吐きだし・・・
なんてなことをやっていたら、
それは実は上司の作戦で、
上司は全然酔っていなかった。
それなのに調子に乗って悪口だの愚痴だのを思うさま吐き出してたらまさに地獄ですな(笑)
こんなかんじで、お酒を武器に相手の本音を引き出そうとか、
何らかの利益を得ようとするのが武器酒の飲み方。
分かりやすいところでは水商売のお姉さんですかね。
お酒を飲ませて、自分も飲んで、酔ったふりをしてお客をつないで、自分の売り上げにしようというお酒ですから。
こうして相手を酔わせて点数稼ぎをしたり取引したりするお酒を、イギリスの戯曲家トーマス・ナッシュいわく「キツネ酔い」と呼ぶのだとか。
政治・商取引・果ては女性を先に酔わせて口説こうとする時まで、様々な場面で「キツネ酔い」は使用されます。
とはいえ、好きな酒を目の前にして、
自分と酒を殺してまでも酔ったふりをして自分を有利な立場に置こうと考え、それが実行できる・・・
となると非常にしたたかな人物といえるでしょう。
・・・少なくとも管理人には無理だなぁ、飲んじゃう(笑)
こういった人間に限って非常に愛想がよく、
社交的で、
お世辞がうまく、
いつも下手に出て相手を持ち上げ、
いい人を装う。
そういった表面的な穏やかさと裏腹に、
心の中ではいつも人を出し抜こうと考えており、
皆が酔って分別がなくなったと見るや、本性が出てきます・・・
って、管理人は何かキツネ酔いする人に恨みでもあるのでしょうか(笑)
自分の飲み方がこの飲み方だという自覚がある方は、
飲んだ翌日も酔ったふりで通しておきましょう。
「自分は酔っていなかったからお前らの痴態は全て分かっている」
なんて顔をしていると、多くの人のヒンシュクを買うことになりますので、注意が必要。
日本における酒席の目的は酒を媒介として仲間意識を盛り上げ、結束を高めようというもの。
そんな酒席で、
盛り上げるために酔ったふりをするとかならともかく、
他人の弱みを引き出そうとか、
取引を有利に進めようなんて魂胆でお酒を飲んでいると、
その内見破られ、悲惨な結果になってしまいます。
接待で、とか、仕事の上の酒席ならともかく、
人間関係の上の計算とか、
そういったわずらわしいことを抜きにして楽しもうというのが日本における酒席。
武器酒を飲んでいる人は、一度そーゆーことを抜きにして思い切りお酒を楽しめば、飲み会の新たな楽しさを発見できるかも!?
付き合い酒、攻撃酒、武器酒のまとめ
・付き合い酒は、付き合いで仕方なく飲んでいるのではなく、アナタが飲みたいから飲んでいるだけです(笑)
・攻撃酒を飲む人は、酔うために飲むケースが多いので、周囲の人が注意してあげましょう
・武器酒を飲む人は、一度駆け引きとか抜きにして思い切り飲み会を楽しんでみては?
・まぁ、とにかく、飲み過ぎないようにするのが第一です(笑)
飲み方は様々あれど、
結局は飲み過ぎないようにするのが一番。
武器酒は飲み過ぎるってことはないですが、感じ悪い飲み方だな~(笑)
最近のコメント