お酒が出てくるジョーク集4

2020年1月15日

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Contents

楽しみに行ってる?

夕食後、必ず酒場に行き、何時間もねばる男がいた。
彼の妻は、いつもそのことで悩んでいた。

とうとう彼女は、酒場で夫が何をしているのか直接確かめようと思い立ったのである。

彼女が酒場に行くと、夫は酒を飲んでいた。
夫のそばに座り、何を飲んでいるのか尋ねる。

「これかい?バーボンさ」夫が答えた。

そこで彼女は、同じバーボンを注文し、飲んでみた。・・・が、バーボンは彼女にはひどくマズかった。

その様子をじっと見ていた夫が言った。
「なぁ、これで分かったろ。お前は俺が毎晩ここに楽しみに来るんだと思ってたのかも知れないが」

倍増間違いなし

バーで二杯目のビールを飲み干した客が店主に聞いた。
「この店では、週になん樽くらいビールが出るんだい?」
「35樽は出ますね」店主は自慢げに答えた。
「なるほどね。僕は今、それを70樽にする方法を思いついたんだがね」
店主は驚いて聞いた。
「どうしたらいいんです?ぜひ教えてください!」
「ちゃんと実行するかい?実行するって約束したら、教えてやるよ」
「もちろん実行します、約束します!」店主はいよいよ熱心に聞いた。
「分かった、なら教えてやる」客が答えた。「ビールをグラスにちゃんと一杯分注げばいいのさ」

酔っ払って

トムほど妻に忠実な男はいない。なにしろ毎晩、這って妻のもとまでたどりつくのだ。

時間を守る

馬車がニューヨークを走り回っていた古きよき時代の話。
ある寒い冬の夜、パン屋のベンとその友人のカリルは、ストーブのそばに座っていた。

二人ともいい歳で、暖かい火のそばで昔話に花を咲かせていたが、唯一残念なのは、一滴の酒も無いことだった。

「ロネル、ロネル!」ベンは孫を呼んだ。
「よく聞くんだ、ロネル。わしとカリルさんはな、のどがかわいてもう死にそうなんだよ。それでな、いい子だからウイスキーを一本買ってきておくれ」

「でもおじいちゃん」孫が言った。
「こんな時間に開いてるお店は10ブロックも先にしかないよ。おまけに雨が降ってるし」

「なにも歩く必要はないさ」ベンが言った。
「馬は馬車から外してあるから、お前は馬に鞍をかけるだけでいいんだ。大急ぎでウイスキーを買っておいで、15分以内に買ってきたら1ドルやるぞ」

そのころの1ドルは大変なおこづかいである。
ロネルは大喜びでうなずいた。「すぐ買ってくる!」

「道路は滑るぞ、ベン」少年がすっ飛んでいくのを見ながらカリルが言った。「15分で戻ってこれるとは思えんな。もうちょっと時間を与えてやった方がよかったんじゃないか?」

「心配いらないさ、カリル」ベンが言った。
「ウチのロネルはこのイーストサイドで一番すばしこく、よく時間を守る子なのさ」ベンは時計を取り出した。
「今、馬小屋から駆け出したころじゃろう」

カリルも同じように時計をながめ、少年がが馬を走らせるさまを思い描いた。

「今ごろはチェリー・ストリートだな」数分後、ベンが言った。

「うん、そろそろオーチャード・ストリートにさしかかる頃じゃろう」カリルが相づちをうつ。

「今、ちょうど7分。ロネルは店の前に馬をつないでるぞ」
「ロネル君は30秒で酒を買わなくちゃいかんのだな」
「その通り。ほら、今7分半、もしロネルが行きと同じ速さで帰れば15分きっかりでもどってくるぞ」

「9分たった。今オーチャードじゃろう」
「馬は調子よく走っとる。道は雨ですべるだろうに、ロネルの手綱さばきは見事じゃな」

「14分!」ベンが叫んだ。
「もう着いて馬を馬小屋に入れてるころじゃな。カリル、今から1分後にあの子はここに表れるぞ!」

二人は息を潜め、全身を耳にして座っていた。階下の玄関あたりから、かけ上がってくる足音がした。

「カリル!」ベンが歓声をあげた。
「どうじゃ、言ったじゃろう、ウチのロネルはこのイーストサイドで一番すばしこく、よく時間を守ると。15分に2秒前、ほら、ロネルだ!」

ドアが開いた。二人の老人は喜びで飛び上がらんばかりだった。

「おじいちゃん」ロネルが言った。
「僕、今までずっと鞍を探してたんだけど、どこにも見当たらないんだ」

やめる気はない

ここのところ目はかすむし、疲れは溜まりやすく、咳にも苦しめられているゴールドブラッド氏は、とうとう健康診断を受けることにした。

「酒の飲みすぎですね」一連の検査を終え、医者が深刻な顔つきで言った。
「それもかなり悪い。どれぐらい飲みますか?」

「ええ、毎晩ジンを1本か2本」

「なるほど。それではゴールドブラッドさん」医者が厳しい口調で宣告した。
「あなたがもしもう少し生きていたいなら、酒を一切やめることです。それもいますぐに。そうしなければ、明日死んでもおかしくない、あなたはそういう状態なんです」

ゴールドブラッド氏はそれを聞いて黙って立ち上がり、服を着てそのまま出ていこうとした。

「ちょっとお待ちなさい」医者があわてて呼び止めた。
「私は慈善で医者をやっているわけじゃない。診断料10ドルいただきますよ」

「あんたもおめでたい」ゴールドブラッド氏が言い返した。
「明日死んでもおかしくない人間が、金を払うと思ってるんですか?」

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