私の勤めていた会社のロシア人がお酒にとんでもなく強かった話し

2020年1月15日

Pocket

Contents

車関係のお仕事で

僕は7年ほど前に車関係の仕事をしていた。

日本の車はロシア人に大変好まれており、
現在では輸出するのが困難になっているが、
当時はバンバン輸出していたんだ。

その時勤めていた会社に、
ロシアから働きにきたロシア人の青年パーシャ君(仮名)。

とても真面目で巨漢(デブ)な23歳。

ロシア語なんぞ話せない僕のよき相棒だったんだ。

会話は勿論、
意味不明な日本語と英語とジェスチャーで乗り切ってやったのさ。

人間熱意があれば言葉の壁もぶち破ってくれるもので、
おおよそは何を伝えたいのかはわかっていた。

花火大会でのパーシャ君

そんなパーシャ君と仕事をして迎えた夏の花火大会。

毎年行われる大きな祭で、
会社の敷地から花火がみえることもあり、
花火大会の日は会社でバーベキューをするのが恒例だった。

うまいお肉とお酒、
綺麗な花火をみれるなんて素晴らしいイベントで、ロシア人のパーシャ君も大喜び。

僕が勤めていた会社の他にも近くにロシア人を雇って経営している会社は多々あり、

仕事でも関わりがあるため、
花火大会になるとバーベキューにワラワラとロシア人が集まってきたんだ。

ロシア人の飲み会はそれは豪快で、
必ずジャガイモをふかし、
スイカを切って、肉をむさぼりながらお酒を飲む。

そのお酒もビールや日本酒、
焼酎なんてあまったれた酒ではなく、ウォッカのロック。

ロシア人曰く、
ウォッカのような強い酒をぐぃーっと飲むと、胃がやられるため、
スイカやジャガイモを食べながら飲むのがロシア流なのだとか。

おちょこよりも少し大きいぐらいのグラスにウォッカをそそぎ、乾杯をすると、

そのウォッカを飲み干すまでグラスを置いてはいけないらしく、

そんなことを知らない僕はグラスを置く事も許されないままガンガン飲まされる。

同じ量を飲んでるはずのパーシャ君+軍団はまったく酔っていない様子。

僕はグラス5~6杯飲むと立てないぐらいフラフラに…。

そんな僕を横目にパーシャ君達はどんどんウォッカの空瓶を増やしていく。

グラスにしたら一人30杯は飲んでいたのに、全く酔っていない。

むしろどんどん元気になっていくではないか。

僕の友人も相当な酒豪だが、つぶされていた。

いまだかつてパーシャ軍団ほどの酒豪はみたことがない。

ロシア人の中にも

だが、ロシア人の中にも若干酒に弱い者いる。

パーシャ君の友人ウラジーミル君だ。

彼ほど酷くよっぱらった人もはじめてみた。

全裸で軽トラックにのりこみ、
会社の前の自販機をなぎ倒し帰って行かれた。

後日大変問題になったが今では笑い話になっている。

ちなみにこのウラジーミル君、
勤め先の倉庫(滞在中宿泊するのに利用)をウォッカで全焼させロシアへ帰国なさったツワモノ。

Pocket