同じペースでいろいろなお酒を飲める酒豪の男性
Contents
元同僚男性のAさんの話
私が知っている酒豪は、元同僚の先輩男性です。
この先輩男性を仮にAさんとします。
Aさんはとにかくお酒が大好きで、
仕事終わりに飲み屋へ出かけることは日常生活の一部になっていました。
Aさんは勤続年数がかなり長いのでそれなりに稼いでいるはずなのに、
いつも「貯金ができてないんだよなあ」とよくこぼしていましたが、
それは稼いだお金が飲み屋と終電を逃した後のタクシー代に消えているからで、
まさに酒豪の生き方をしていました。
Aさんの飲み方
そのAさんを酒豪だと周りから認めさせているのは、とても長い時間飲むことができる耐久力を持っているからです。
酒豪と聞いてAさんと初めて飲む人は、
「どんな豪快な飲みっぷりをするのだろう」
と期待していますが、その期待にAさんは応えません。
なぜなら、本当に酒豪なのかと疑ってしまうくらいお酒を淡々と飲み続けるからです。
ですが、それを何時間でも続けられられるのがAさんの凄いところで、
飲み会ではいつも最後まで残っています。
それは飲むお酒のアルコール度数に関係がなく、
度数の弱いカクテルから強いウィスキーまでまんべんなく同じようなペースで飲み続けられます。
このAさんの飲み方は独特で最初はビールに始まり、その後好みでサワーやチューハイを何杯か飲みます。
そして、間にまたビールを挟んだ後今度は日本酒や焼酎を飲み、
最終的にはウィスキーになっていきます。
これを飲み会の終わる時間に合わせて上手くコントロールし、
決して悪酔いすることなくずっとその場に居るのです。
語り継がれるAさん伝説
普段はどこかユーモアのある言動で仕事の場を和ませてくれるAさんですが、
お酒の席では聞き役に徹しています。
ただ、お酒を飲むペースだけは落ちることがなく、
そのこもがAさんが静かなる酒豪、
職場ナンバー1の酒豪と評される理由です。
酔いつぶれないタイプの酒豪は本当に底なしなのかという感じるくらいお酒を飲みますので、
その飲みっぷりは見ていて気持ちが良いです。
また、聞き上手ですから話すほうもどんどん気持ちが良くなっていきますし、
飲み会で絶対に必要とされる役回りをAさんが担っています。
普通なら同じような話ばかりする酔っぱらいの話は遠ざけられてしまうものですが、
それをAさんは楽しそうに聞いていて、実際に楽しいと思っているのですから、
まさにお酒に愛されているとしか言いようがありません。
このAさんにお酒を飲んでいるときの状態や気分について聞いたことがあったのですが、
「いつもほろ酔い気分」と答えていたので、
根っからの酒豪体質です。
それはまさに社内で伝説化しており、入社したばかりの新人にも語り継がれているのです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません