恋愛を封印していた私が酔って本来の姿を出すことができた
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専門性の高い職種で
私は30代後半の主婦です。
私が20代の頃におきた出来事です。
私には憧れていた希望の職業があったのですが正規では採用されず、契約社員として仕事していました。
そこは技術的に専門性が高い職場でしたのでほぼ男性というところでした。
私は女性であることが仕事に差し支えてはいけないと服装もなるべく色気のない物を着て、
快活に男っぽくふるまって仕事に徹していました。
ですからいい意味で皆さんから仲間として扱ってもらい、恋愛の対象として見られることなく過ごしていました。
職場の飲み会でも女性がいると意識させるとしらけてしまうので、
下ネタの話題が始まってもなるべく平気な顔をしてきき、
セクハラなどのトラブルを防ぐため二次会以降には参加せず早めに帰宅するようにしていたのです。
そうして迎えた3年目
そうしてその職場始初の女性で契約更新3年目を迎えた記念すべき夏の飲み会のことでした。
私は楽しくお酒を飲みいい感じに酔っ払い、いつもの通り1次会を終えると駅へ向かおうと歩いていました。
そこで今月は金欠だから1次会で帰るという一人の男性職員と一緒になりました。
私はもう帰宅中だったので気が緩んで、普段わざとだしている男っぽいがさつな声のモードから本来の女性らしい声と話し方に戻してしまっていました。
私は酔っていたのでそのことに気づかずその男性と話し続けていました。
その男性は私にとってすごく好みの人だったのですが、
仕事優先を肝に銘じて恋愛感情を封印していたこともあり、
仕事の時にはその男性の前では余計に荒っぽいふりをしていたのです。
だからその男性はとても驚いていました。
そして数日後、
「本当は可愛らしいのにそれを隠してるって、あの飲み会の後からずっとお前を見ていてそれがよくわかったよ。すごく好きだ」
と抱きしめられてなんとキスされたのです。
隠してきた気持ちが
私はそれまで隠してきた好きという気持ちをとめることができなくなりました。
それから付き合い始め1年後に結婚しました。
それまでの期間も仕事中は変わらずに男っぽくふるまっていたので、
退職して本来の私に戻った姿と声に職場の皆さんはとても驚いていました。
そして数年後には二人の子供に恵まれて今はとても幸せです。
私は結局、憧れていた職業に就くことはできませんでした。
これは努力不足や実力不足のせいです。
資格はありますので子育てがひと段落したらまた同じ分野で補助要員としてでも働けたらと思っています。
あの時の飲み会で酔って本来の自分をだせて本当によかったと思っています。
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