お酒が背中を押してくれました。
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サークルの先輩後輩
付き合って5年の彼女がいます。
最初はサークルの先輩、後輩という関係です。
先輩なので敬語であいさつをし、
どちらかというと堅苦しい関係でした。
そんな中でも、数年一緒に活動していると尊敬する感情から恋愛感情へつながっていったのです。
ただ、サークル内では盛り上げ役のムードメーカーでも恋愛となると奥手中の奥手。
自分に自信がなかったからでしょうか、
社会人となった今では顔じゃないとはっきりと断言できるのですが、
学生時代はどうしても見た目を重視してしまいます。
これは、
相手を選ぶときに限った話ではなく、
自分をどう見られているかに関してもやはりイケメンでないと、という思いが強かったです。
食事を重ねる内に
そんな中、最初は食事に誘いました。
意外にも告白する勇気はゼロなのに食事に誘うことは結構、躊躇なく出来る性格でした。
そんな食事も2、3回続けて、
おそらく相手もそろそろなんか言ってほしいと思っていたのではないでしょうか。
でも、告白の勇気だけはなかったのです。
食事の場でも結構、
お酒は飲む方なのですが、
ある意味強いのか最後の重要な言葉だけはブレーキをかけてしまうという変な理性はあったのです。
壁を越えるために
ただ、ここはなんとか壁を乗り越えないといけないという思いも日に日に増してきまして、
ついに忘れもしないクリスマスの日、
街のカップルに触発されたということもありますが、告白を決意しました。
会う予定もなかったので電話という方法です。
ただ、へたれゆえなかなか電話がかけれなかったです。
そこで、お酒の力と言いますか、
勢いを借りることに。
まずは、チューハイの缶を一本空けてテンションをあげてからと思い一気に飲み干しました。
私は、一気飲みするとすぐに酔っぱらうのですが、今回ばかりは緊張感もあってか、なかなか酔いが回らず次の缶に手をのばします。
気がつけば3本目。
さすがに酔いも回ってきて、
「今だ!」とばかりに電話をかけました。
それでも緊張はやはりしましたが、
返ってきた返答はOKでした。
電話を切った後は一気に安心感が出て、
酔いがぐんと回ってきてすぐに寝てしまい、
告白に成功した余韻に浸ることもなくその日は終わりました。
お酒の力を借りて・・・
その数日後、彼女としての初デートが初詣。
仲良く手をつなぎながら今後の無事を祈っていました。
数日前の自分からは想像できない光景です。
さらに、お酒は私に力を与えてくれます。
実は初キスもお酒の力です。
何から何まで頼りっぱなしで男として情けないかもしれませんが、
お酒がなければ今の自分はないと言っても過言ではないので、
飲みすぎないように気を付けながらもその偉大さに感謝しています。
今後うまく続いて、プロポーズする時がもし来ればさすがにシラフで臨みたいと思います。
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