おいしいけれど・・・お酒を飲んではいけない人3選
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お酒を飲みたいor飲んでみたい!でも・・・
飲み会にはいい季節がやってきた!とかいいつつ、酒飲みはなんやかや理屈をつけて、オールシーズンお酒を飲んでいるものです(笑)
春はぼちぼちあったかくなってきたからお酒を飲む、夏は暑いからお酒を飲まなきゃやってられない、
秋はいろいろ旬のものが出てきたからお酒を飲む、冬は寒くなってきたからお酒を飲むと体があったまるから・・・
要はなんでもいいんじゃないか、と(笑)
年がら年中楽しそうにお酒を飲んでる人をみると、お酒っていいものなのかも知れないなぁ、飲んでみたい!という人や、
ここ最近飲んでないから、飲みたい!という人も出てくるかと思います。
まぁ、お酒を飲まない人からすると飲みすぎて酒の席で失敗や、二日酔いなんかもありますが、なんだか知らないけどお酒を飲んでる間はやたらと楽しそうだし・・・と(笑)
ですが、世の中にはどれほどお酒を飲みたい!もしくは飲んでみたい!と思っても、絶対に飲んではいけない人も存在します。
お酒のことをいろいろ伝えているサイトで、急に何を言い出すんだ、と思われるかも知れませんが、
やはりアルコールは刺激物だし、飲み過ぎれば毒になるのは間違いありませんので、万人に勧められるものではないんですね。
今回は、アルコールを飲んではいけない人はどのような人か?について書いていこうと思います。
お酒を飲んではいけない人1:お酒を飲めない体質の人
何度かこのサイトでも書いていますが、日本人の20人に一人くらい、お酒を飲めない体質の人、というのが存在します。
大体50%くらいがお酒を飲める人、45%くらいがお酒に弱い人、5%くらいがお酒を飲めない人、と言われているんですね。
ちなみに欧米人にはお酒を飲めない人、というのは存在しないようです。
この差は一体どこから来るのかと言うと、体内にアセトアルデヒドを分解できる酵素をどれくらい持っているか、あるいは持っていないか、ということ。
アルコールは肝臓で分解され、アセトアルデヒドになるのですが、これを分解できるかできないかで、お酒を飲める飲めないが決まってきます。
アセトアルデヒドはとても毒性の強い物質で、体内に発生すると吐き気や動悸、頭痛等を引き起こします。
お酒をのんで気持ち悪くなったりするのはコイツが原因。
このアセトアルデヒドを分解できるかできないかは、完全に持って産まれたものになります。
したがって、飲んでれば強くなる!といった体育会系アプローチは通用しませんのでご注意を。
アセトアルデヒド分解酵素を持っていない人は、お酒を飲んではいけない人、ということになります。
お酒を飲んではいけない人2:子ども
酒飲みならば、お酒を飲んで記憶を無くす、という経験をしたことがある人は多いかと思います。
飲んだ時の記憶はあるが、帰り道の記憶がない、女の子と飲んだ記憶はあるが、どう口説いたかの記憶がない、等(笑)
これはつまり、アルコールは脳に影響を及ぼすということ。特にシナプスの形成に影響を及ぼすと言われています。
脳に与える影響や、対策についての詳細はこちら
→お酒を飲んで記憶が飛ぶのは病気!?アルコールが脳に与える影響と、お酒で記憶が飛ぶ原因と対策
これが脳の成長が終わっている成人であれば、短期記憶に影響を与え、昨晩飲んでた時の記憶がない、くらいの笑い話で済みますが・・・
いや、笑い話では済まないケースもありますが・・・未成年、つまり脳の成長中の若者がお酒を飲んだ場合、
短期記憶に関わる部分以外のシナプスの成長にまでアルコールが影響を与える場合があります。
何にもしてなくても脳が成長し、ぐんぐんシナプスが伸びてる時期にお酒を飲むと、その成長を阻害する、ということですね。
簡単に言えば、脳の成長期にお酒を飲むとバカになるので、飲んではいけない、ということです。
多くの国で、飲酒について規制される年齢は違うものの・・・日本では20歳ですが・・・未成年がお酒を飲んではいけない、という規制があるのは、こんな理由があります。
脳の成長が終わっているオッサンでも、アルコール依存性等のお酒を飲みすぎている人は記憶力が下がる、という実験結果があります。
オッサンでも記憶力が下がるんだから、ましてや脳の成長期の子どもは・・・ということですな!
未成年は将来バカになりたくなければお酒を飲んではいけません!
さらに言えば思春期の、心が成長している時期にお酒を飲むのもよくありません。
この時期にお酒によるストレス解消を覚え、ストレスを感じた時にお酒に逃げるようになると、ストレスとまともに向き合えなくなります。
若い内からお酒という安易な手段に逃げていると、ロクなことにならない、ということですな。
若い内は若さと元気でストレスに立ち向かうべし!
社会に出て、様々な理不尽に教われ、どーにもならなくなる時まで、お酒によるストレス解消は奥の手としてとっておきましょう!
あ~、なんか、言うことがオッサン臭い(笑)
お酒を飲んではいけない人3:妊婦
未成年はお酒を飲んではいけない、という話が出ましたが、その理由は脳が成長しているから、という理由でした。
と、いうことは、最もお酒を飲んではいけない時期は、最も脳が成長している時期、ということになります。
最も脳が成長している時期はいつか?それは、胎児の時です。
当たり前ですよね、何にも無かったところから脳を作り上げて行くわけですから。
もちろん、胎児が直接お酒を飲むことはできません。
じゃ、胎児の脳にアルコールが届くのはどういう時か?それは、胎児がお腹にいる状態で、妊婦さんがお酒を飲んだ時です。
アルコールはお酒を飲むと全身に回ります。全身というのは、自分の肝臓や、脳、さらには妊婦さんの場合、自分のお腹の中にいる胎児、さらに言えばこれから産まれる時に備えてグングン成長している、胎児の脳にまで回る。全身とは、そこまで含みます。
これにより、妊婦さんがお酒を飲むと、胎児に先天的な奇形、多動、学習障害、うつ、精神病といった、脳の病気が高確率で起こります。
これを、胎児アルコール症候群といいます。
そのため、妊婦さんは絶対にお酒を飲んではいけない、という訳ですね。
少量であれば大丈夫、というお医者さんもいるそうですが、不安であれば完全に止めた方が安心は安心です。
妊娠が判明してからであれば、お酒を止めることもできます。
が、妊娠初期に、妊娠にまだ気づいていない状態で飲んでしまうことは充分にあり得ます。
習慣飲酒をしているかたは、例えば妊活中なんかはお酒の飲み方を考えた方がよろしいかと。
気付かない内にお腹の子どもにアルコールが回る、ということになりかねません。
さらに言えば、お酒を飲んでアルコールが回る全身とは、母乳を含みます。
出産後、母乳で我が子を育てたい、と思っている方は、授乳期が終わるまでお酒を飲んではいけません!
酒飲み夫婦の場合、夫がうまそうに酒を飲んでると奥さんの決意が崩れやすくなるかもしれないから、夫婦双方の努力が必要かも知れませんね。
例えば家事をする、身重の奥さんを病院に連れていく、といった手助けの他に、禁酒という形で妊娠中の手助けもできる、ということですな。
まとめ
・お酒を飲めない体質の人は、お酒を飲んではいけません
・アルコールは、脳の成長に影響を与えます
・そのため、未成年はお酒を飲んではいけません
・同じ理由で、妊婦さんはお酒を飲んではいけません
お酒を飲むのは楽しいですが、脳の成長に関するリスクをとってまで飲みたいかと言うと・・・とは、思いますねぇ。
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