若かりし頃、酒の強い友人との底なし体験

2020年1月15日

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若気のいたりで・・・

私が若いころのお話。
その日は高校時代の友人二人と、
久しぶりに飲もうかという話になっていました。

21歳、全員独身。

若気の至りで、
高校時代から少しのお酒は飲んでいましたが、
20歳を機に全員大爆発。

毎週末はそれぞれの地元の友人たちと飲み明かす日々でした。

高校時代に仲の良かった私たち3人で飲むのは久しぶりということで、

まずは居酒屋にて
軽い食事と晩酌程度のお酒を飲み始めました。

まずは生ビールを大ジョッキで3杯ずつ。

元々酒に強い私たちでしたが、
お腹が減っていたせいもあり、
3人ともに顔が赤くなっていきました。

次に、1人が緑茶ハイを頼むと、
私ともう1人もそれに習い、
お次は焼酎をボトルで。

しかしそこの居酒屋さん、
焼酎は一升瓶しかないとのこと。

しかたなくそれを頼み、
思い出話や仕事の話、
時には恋愛話に花が咲き、
いつのまにか瓶は空に。

さて、二軒目は?

そろそろ切り上げようか、などと考えていると、
話は最近オープンしたスナックの話題になっていきました。

まだ若かった私たちは、
そうそう右から左へお金を動かせるはずもなく、
そこの居酒屋で散々飲み食いしたお勘定を払うと、
全員が持ち金僅か数千円。

これではスナックなんて…などと思いましたが、
なんとそこは時間制の飲み放題。

しかも2時間で全て込みの4000円と超激安。

みんなその値段に飛びつき、
4000円で女の子と話しながら酒が飲めると、
行く気満々となりました。

さて、いざそのスナックへ行ってみると、
すでにテーブルにはハウスボトル(焼酎)が。
銘柄はわかりませんが、なにせみんな若く、
別に何の焼酎だろうが、酔えれば問題なし。

さて、時間が始まりました。
まずは適当な乾き物をつまみに1本空け、
次になけなしの金を計算してチーズで1本。

その間、女の子たちは違うお酒を飲んでいて、
私たちのボトルには手を付けませんでした。

カラオケなども込みの料金だったので、歌い放題。
歌いながら1本。
まだ1時間も経っていないのに、
1人頭1本飲んだ計算になります。

もちろん、水割りだったので、
水と氷はひっきりなしに運ばれてきました。

もう1本、もう1本…と、
やがて女の子たちが少し引いているような感じでしたが、そんなことはお構いなし。

散々飲んでたら、とうとう・・・

覚えているのは、
ちょうど8本目に突入した直後の事。
時間はあと20分ほどでした。

「あの、これで最後にしていただけますか」

店長らしき男の人が、
申し訳なさそうに言ってきました。

私たちは、密かに10本を狙っていたのですが、
さすがに店の方がまいってしまったようでした。

それでも全員、まだ酔っておらず、
今考えると、どうしてあんなに飲めたのか、
不思議でなりません。

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