シャイな男友達がお酒の力を借りて告白してきました。

2020年1月15日

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ずっと仲良しの男友達

大学時代からずっと仲良くしている男友達がいました。

彼とは食事に行ったり遊びに行ったりする仲で、
周りからはよく付き合ってると勘違いされたりする程でした。

しかし友達歴が5年以上にもなると、
もはや男として意識することは全くなくなり、
何でも話せる親友のような存在となっていました。

また、私たちにはお互いに付き合っている相手がいました。

なので飲みに行った際には恋人の悩み相談をし合ったりしていました。

私が彼氏にフラれてしまい

そんな時、私が結婚の約束までしていた恋人にふられてしまったのです。

しばらくショックで外出する気力が湧かず、
仕事に行くことで精一杯な毎日でした。

男友達から連絡がきても返事できずにいて、
心配した彼は電話をかけてきてくれたのです。

有り難かったのですが、
電話に出て話す元気がなくて、
一言だけメールで彼にふられた、とだけ送りました。

何度か彼から心配したメールや着信がありましたが、
悪いと思いながらも無視する日々が続きました。

半年ほどそんな感じで、
彼からの連絡も徐々に減っていきました。

そこでやっと私は彼に対して悪いことをしたなと思うことができたのです。

恋人にふられた傷が少し癒えたから、
そんな風に考える余裕が出てきたのでしょう。

彼に電話をかけると、いつも通りの爽やかな落ち着いた声で彼が電話に出ました。

私はまず連絡が取れなかったことを詫びました。

彼は私から連絡がくるのを待つことにしたから大丈夫と笑って言いました。

なぜかその時気持ちがキュウとなったのです。

彼は美味しいもの食べに行こうと誘ってくれたので、私はOKしました。

待ち合わせ場所で私を一目また彼は、激やせ!と目を丸くしていました。

確かにあまり食欲はなかったかも知れません。

彼が予約してくれたお店で

彼が予約してくれたお店は、
お洒落で夜景が綺麗な場所でした。

いつもは普通の安い居酒屋なのにビックリしていると彼が、
一応慰めも入ってるからと照れくさそうに言いました。

その時に初めて彼の彼女が少し羨ましく思いました。

こんなに優しくて、よく見たら顔も爽やかで可愛らしいし・・・と。

そのお店はお酒がすごく美味しくて、
ついついお代わりをたくさんしてしまいました。

私はお酒がすごく強いので何杯飲んでもいつも通りなのですが。

しかし疲れもあったのか、
少しだけ目がトロンとしてきて、
綺麗な夜景をボーッと見ていました。

まだ吹っ切れないか、と彼が言ったので、
わからないと答えました。

それと同時に涙が出てきそうになって慌てて席を立ちお手洗いに行きました。

戻ってくると・・・

戻ると彼はお酒を片手に何か難しい顔をしていました。

雰囲気悪くしてしまったかなと謝ろうとした時、彼が持っていたお酒を一気に飲み干しました。

ビックリしていると、
彼はけっこうな大声で、

俺がいるだろ、何年一緒にいたと思ってるんだよ。
彼女だって本当はずっといねーよ。

などと言ったのです。

彼は私との友達関係を壊したくないがために、
ずっと彼女がいると嘘をついていたのです。

私が目を見開いて何も言えずにいると、
彼は顔を真っ赤にして、好きですと言ってきました。

シャイな彼がこんな風に感情を見せてくれたことがすごく意外でかっこよかったです。

少し時間をもらいましたが、彼とお付き合いすることになりました。

今でもとても仲良くラブラブな毎日を過ごしています。

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