初めての父の日の贈り物

2020年1月15日

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贈り物をしたことがなかったけど

今回のエピソードは生まれて初めて父の日に贈り物をした話。
子どもからのプレゼントってのはやっぱりうれしいもんなんですかねぇ。
嬉しすぎて、お父さんが取った行動がかわいい(笑)

恥ずかしながら大学生になるまで一度も、父の日に贈り物を贈ったことがありませんでした。

いや、もちろん幼稚園の頃とか小学校低学年の頃には、
絵や手紙などのとにかく子供ながらの贈り物は渡してきたとは思いますよ。
(よく覚えてないけど)

だけども、そういった贈り物はいわば学校行事の一環であり、
自発的な贈り物ではなかったんですよね。

そんななか、小学校高学年、中学生、高校生と進んでいくと、今度は思春期に突入しますからね。

まともに親と会話をすることなんか、まあ無くなってきます。

そんな状態で贈り物なんて考えれるはずもなく、気が付けば大学生になっていたのでした。

男同士だとかえって照れくさくて・・・(笑)

少し大人になった自分

さて、大学生にもなるとさすがに思春期は終えていますし、

親のありがたみであったりこれまで苦労を掛けてきた事なんかを、だんだんと認識するようになります。

私の場合、地元を離れて県外の大学に進学しましたからね。

一人暮らしの環境では特にそういったことを実感させられましたよ。

で、人生で初めて、自発的に父の日にお酒を贈ることにしたのです(父は大のお酒好きなので)。

それは素晴らしいアイディア!!

最初はなんだか、ちょっと気恥ずかしい気持ちがありましたが、

まあ、ある意味大人への階段だと思って贈ってみたところ、

普段寡黙な父が珍しく電話を寄越してきましたよ(前述したように一人暮らしだったので、お酒は宅配便で贈りました)。

電話では最初のうちは「お前も大人になったなあ」とか「おいしく頂くよ」みたいなことを言っていましたが、

最後の方は「ちゃんと食べてるか?」とか「健康には気をつけろよ」みたいに、

逆に心配される流れになっていったのが、なんだかチグハグで面白かったのを今でも覚えています。

高価なお酒ではなかったけど

ところで当時は学生でしたからね、当然のことながらお金に余裕があるわけではありません。

なので、そんな高価なお酒ではなく、量販店にて数千円で買えるごくごく大衆的なお酒を贈りました。

しかしこれが相当嬉しかったようで、恥ずかしながら今でも空き瓶を大切に保管してくれています。

私はまだ独身なので、子供から贈り物をもらえる喜びがどんなものなのか想像だに出来ませんが、やっぱりうれしいモノなんでしょうねえ。

何だかその日が待ち遠しくなってきました。

ちなみに今では私も独立し、ある程度の稼ぎがあるため、それなりに高価なお酒を贈るようになっています。

それはそれで、喜んでくれるのですが、

やはり学生の頃に贈ったお酒が一番うれしかったのか、

空き瓶はあの時のモノを一番目立つところに飾ってくれています。

お、お父さんかわいい(笑)
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