堅い主人と恋愛に奥手な私、お酒が恋のキューピッドになりました
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控えめで、奥手な私
私は、お酒が縁で主人と結婚しました。
私は控えめな性格なんですが、異性に積極的にアプローチをするタイプではなく、
恥ずかしがり屋で、恋愛に関しては奥手でした。
そんな私が、同じ会社に勤める先輩に憧れました。
それが、今の主人です。
ただ、主人は、プライドの高そうな、少し堅い感じの人だったので、
プライベートな話に踏み込めず、仕事上の付き合いという関係から抜け出せずにいました。
主人と仲良くなりたいのに近づけない時期が続いていた頃、私に転機が訪れました。
会社の飲み会で
きっかけは、会社の飲み会です。
席は、主人からだいぶ離れたところに座っていたのですが、
お酒の席が徐々に盛り上がってきたのを見計らって、
思い切ってお酌をするふりをして、主人に近づいていきました。
そして、私は無事に主人の隣に座ることができたのです。
私は、休日の過ごし方や自分の趣味、グルメの話など、プライベートな話に触れ、
そして、少しのお酒の酔いに任せて食事に誘ってみました。
主人は「いいね」と良い返事をしてくれましたが、
ただの社交辞令と受け取られては困るので、
前から調べていた美味しくて人気のあるお店を何件か紹介し、
「どこのお店がいいですか?」
と具体的に話を進めていきました。
それをきっかけにラインを交換し、後日、無事に主人と二人で食事に行くことができました。
お店も、もちろん、女友達と行くようなランチではなく、
異性を意識させてくれるようなしっとりとした、お酒を扱っているお店に行きました。
帰りのタクシーで
お店の雰囲気が会社での雰囲気と違うし、二人ともお酒を飲んでいたので、
主人と話していると、少しずつ、本当の自分をさらけ出せる気持ちになってきました。
帰りのタクシーで、主人は自宅まで送ってくれました。
そして、別れる間際に、
「先輩とお付き合いしたい」と頑張って気持ちを伝えようとしていたのですが、
主人の方から「良かったら、これから付き合ってください」と言われました。
あとから聞くと、主人も私のことが気になっていたみたいなのですが、なかなか、誘えずにいたようです。
私は、すぐに「お願いします」と伝え、それから、一年後、結婚することができました。
もし、お酒の席がなかったら、お酒の勢いがなかったら、主人と私は結ばれることはなかったと思います。
お酒は恋愛を成就させてくれる魔法のようなものです。
お酒をうまく利用すれば、普段は伝えられない、正直な気持ちをまっすぐ相手に伝えられます。場も和み、相手との距離を縮めてくれます。私たちにとって、お酒は恋のキューピッドでした。
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