男にとっての一大事!?男性ホルモンとお酒の関係
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男性ホルモンも勝負のネタになる
男というものは大概バカな生き物でして、女性からしたらしょうもない、どうでもいいことで競争したり、意地を張ったりするもんです。
いくつになっても腕っぷしでは負けたくなくて、なんかってーと腕相撲をするとか、
しょうもないゲームなのにズルしてでも勝ちに行くとか、
自分の趣味についての知識では誰にも負けたくないとか、
飲みの席で俺の方が酒が強いと突然飲み比べが始まるとか、
まぁ、一体何のプライドなんだよ、という行動をする男の多いこと。
管理人も男なので、男たるもの男らしい!と思われたい!という気持ちは分からなくもないのですが、
男らしいと思われたい行動の結果、女性にバカにされてるんじゃ本末転倒だなぁ、と(笑)
そんな勝負事大好きな男が気にすることの一つが、男性ホルモンが多いか少ないか。
女性が女性ホルモンの話をするときは美や健康についての話になることが多いですが、
男が男性ホルモンの話をするときは夜の生活の話になって、結果どっちがつえーのよえーのという話になるという(笑)
まぁ、男性ホルモンが男の体調に与える影響よりも、女性ホルモンが女性の体調に与える影響の方が大きいという理由もあるでしょうが・・・
この男性ホルモン、お酒を飲むと減少するなんて話もありますが、これは本当なのでしょうか?
意中の女性とデートをし、良いムードになったんだけど、お酒を飲んでいたせいでその夜うまくいかなかった・・・なんて経験のある方もいるかも知れませんが、
それを考えると確かに男性ホルモンがお酒によって減少する、ということもあるような気はしますな。
お酒が男性ホルモンを減少させる、あるいは弱めるというのなら、最近男性ホルモンが弱ってるんじゃないかな・・・と気にしている酒飲みからしたらこれは一大事。
この記事では、お酒と男性ホルモンの関係について書いていきます。
そもそも男性ホルモンとは?
男性ホルモンとして真っ先にイメージされるのが、テストステロンと呼ばれるホルモン。
男性は睾丸で95%、副腎で5%程度の量が分泌され、女性も男性の5~10%程度ですが卵巣や副腎から分泌されます。
主な作用としては筋肉の増大や骨格の発達。
筋肉が大きかったり、肩幅が広いといったいわゆる男性的な見た目を作るホルモンと言えます。
また、社会の中で自分をアピールし、認めてもらうのに欠かせない「社会的なパフォーマンス」に直結するホルモンとしても注目されています。
実際、うつ病かどうかを診断する際に、テストステロンの値を計る場合もあるんだとか。
つまり、男女問わずエネルギッシュな生活をするために、テストステロンは欠かせないホルモン、なんですね。
このテストステロンが本当にお酒で減ってしまうのなら一大事。果たして実際にお酒を飲むとテストステロンは減るのでしょうか?
お酒を飲むことはテストステロンの減少には直結しない・・・が、飲み方による
前項から煽っておいてなんですが、結論から先に言ってしまいますとお酒を飲むこととテストステロンの減少は直結しません。
それどころか、適量のお酒であれば男女ともにテストステロンを増やす効果があります。
テストステロンを増やすために重要なのは、「適度な運動をすること」と「ストレスを減らすこと」。
運動で筋肉に刺激を与えれば、筋トレ・有酸素運動どちらであってもテストステロンを減らす効果があります。
また、肩肘張らずに飲める仲間と、楽しく飲むことでストレスを減らすことができれば、テストステロンを増やすことができる。
なので、適量のお酒を飲むことはテストステロンの分泌アップに効果的、というワケです。
ただし、お酒を飲むことそのものがテストステロンを増やすわけではないので、
利害関係のある仕事関係の飲み会、お酒の席だけどかえってストレスが溜まるような飲み会では逆効果。
仲のいい仲間、男だけで飲んでもテストステロンは分泌されますが、女性が混ざるとさらに効果的。
楽しくても深酒をし過ぎず、適量を飲んでストレス解消、テストステロンの分泌を増やすようにしたいですね。
ちなみに冒頭でもちょっとだけ触れた、お酒を飲んだ夜に女性と良い雰囲気になったけど上手くいかなかったのは、テストステロンが減少したからではないか?という点についてですが、
これはテストステロンが多いか少ないかというより、
お酒に酔ってアナタの五感が鈍り、女性の感触や美しさを感じにくい状態になっていたり、あるいは大脳から発せられる「奮い立て!!」という命令が伝えきれなくなっているから。
要は飲み過ぎでパッパラパーになっちゃってるのでうまくいかなかった、というだけの話で、テストステロンがどうこうという話ではありません。
ただし、これはあくまでも通常の飲み方をしている場合の話。
飲み方によっては男性ホルモン、テストステロンの分泌に影響を与える飲み方もありますので、これは注意しなければいけません。
テストステロンの分泌に影響を与える飲み方
適量を楽しく飲む、といった飲み方をしていればテストステロンの分泌に影響を与えないわけですが、
まぁ大概の酔っ払いは適量を飲んで今日はおしまい、なんて正しい飲み方をしていないわけで(笑)
じゃ、どんな飲み方をするとテストステロンの分泌に影響を与えるのか?と、いうことをここから書いていきます。
影響を与える飲み方の一つ目は、ビールを飲むこと。
もちろん「とりあえずビール」で最初の一杯をビールにするくらいであれば、特に問題はありません。
が、飲み会の最初から最後までビールを飲み続け、というタイプの人はちょっと注意が必要かも。
ビールの原料であるホップには、女性ホルモンと似た作用を持ち、テストステロンの分泌を阻害するナリンゲンニンという物質が含まれているから。
とはいえ、ナリンゲンニンが与える影響は、「毎晩ロング缶3本を飲み続ける」人が「影響を受ける可能性がある」、という程度。
ですので過度に気にする必要はありませんが、気になる人はビールだけではなく日本酒や焼酎、ワイン等々、他のお酒を飲むようにしておいた方がいいかも知れません。
もう一つ影響を与えるのが、過度の飲酒。
お酒に含まれるエタノールが、過度の飲酒によって睾丸に長期間アタックし続けると、精巣にあるテストステロンを作る細胞が障害を受けます。
精巣・睾丸は前述の通り男のテストステロンのうち95%を作る男性ホルモンにとっては超・大切な機関。
これが障害を受けるとなれば、テストステロンの分泌量に影響を与えるのも必然ですね。
もっと言えばお酒の飲み過ぎは精液の量が減ったり、精子の正常形態率が下がったり、という影響も見られるんだとか。
妊婦さんがお酒を飲んではいけないのはコチラの記事でも書きましたし、世間的にも常識と言っていいレベルかと思いますが、
お酒の飲み過ぎは男の方の機能にも影響を与える、というワケ。
もしこの記事を読まれている方で妊活をされているされている男性がいたら、禁煙と節酒から始めると妊活にもいい影響を与えますよ。
・・・あれ、おかしいな、目から汗が・・・?
結局男性ホルモンに一番影響するのは?
アルコールを摂取することは、ムチャな飲み方をしたりしなければそれほど影響を与える事は無い、ということは分かりました。
それでは、結局のところ男性ホルモンの分泌量減少に一番影響を与えるのはなんなのでしょう?
それは「睡眠不足」と「肥満」。
睡眠時間が短い人はテストステロン値が低いという研究結果や、BMI(体格指数)の増加に伴ってテストステロンが下がる、という研究結果もあります。
特に肥満に関しては、太ってテストステロン値が下がるとさらに太りやすくなる上、糖尿病にも罹患しやすくなるというオマケつき。
あ、そうなんだ、じゃぁやっぱりお酒は関係ないのね・・・と、思われるかも知れませんが、お酒の飲み方によってはムチャ飲み以外にもテストステロン値に影響を与えます。
例えば寝酒。
アルコールには覚醒効果があるため、寝る前にお酒を飲むと睡眠の質を低下させることに繋がります。
その結果、
寝酒→睡眠の質が低下→睡眠不足→テストステロン値の低下
と、いうことになるわけですね。
肥満についても、そりゃお酒と言えば肥満の原因と言われておりますし。
お酒と肥満についての記事はコチラになりますが、
まぁ甘いお酒の糖質であったり、お酒にピッタリの油っこいおつまみなんかを食べ過ぎると太ってしまい、それがテストステロン値の低下につながって行く、というわけですね。
寝酒を飲まないと寝られないとか、お酒を飲むときは油っこいおつまみがやめられない、という方もいらっしゃるかと思いますが、そういった飲み方は男性ホルモン、テストステロンの値にも影響を与えます。
男性ホルモンが気になるアナタは、ちょっと飲み方を見直してみてはいかがでしょうか?
まとめ
・テストステロンは男の夜の生活の強さだけでなく、男女問わずエネルギッシュな生活を送るために重要
・適量のお酒でストレス解消することは、テストステロンを増やす効果が
・ビールばっかり飲んだり、ビールに限らず飲み過ぎる事はテストステロンを減少させます
・テストステロンを減らす睡眠不足や肥満に繋がるような飲み方をしないように気をつけましょう
お酒そのものがテストステロン値に与える影響は小さいものの、お酒を飲むことによって起こる色んな現象がテストステロン値を上げたり下げたりします。
もしアナタがテストステロン値を上げ、男らしさを上げたい!と思っているのであれば、明るく楽しく日頃のストレスを吹き飛ばすような飲み方を心がけましょう!
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