「生活習慣病の原因」はもう古い!?日本酒の健康効果について

2020年4月24日

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ヒャクヤクの名前の由来にもなっております

昔っから「酒は百薬の長」なんてことを申します。この言葉が最初に出てくるのは、紀元前200年くらいの前漢の時代を記録した「漢書」内と言われています。

紀元前から酒飲みはこんなことを言っていたんだな(笑)

その他にも、「酒は憂いの玉箒(たまははき、酒は悩み事や心配事を忘れ去ることができる素晴らしいものだ)」「酒は天下の美禄(酒は天からの有り難い贈り物)」なんて言葉もありますし、
英語にも「Good wine engenders(makes) good blood.(良いぶどう酒は良い血を作る)」「There are more old drunkards than old physicians.(老いた医師よりも老いた酒飲みのほうが多い)」「Wine is panacea of all ill.(酒は万能薬である)」なんて言葉があります。

まぁ、つまり洋の東西を問わず酒は良いもんだという言葉は世界中探せばいくらでも出てくるんですね。
とはいえ、飲まない人からすれば、酒飲みはすぐそういうことを言って酒を飲むことを正当化する、ただ飲みたいからそういうことを言うんだろと怒られそうですが(笑)

えぇ、知ってます。酒飲み、信用無い(笑)

以前にビールの健康効果についてまとめた記事も書きましたが、いや、お酒にはちゃんと健康効果もあるんですよ!
今回は日本酒についての健康効果をまとめてみます。調べていくうちに、これはうむ、かなり健康に良さそうだぞ・・・と、なりましたねぇ。

とはいえ、結局飲み過ぎれば体には悪いのでご注意を!

日本酒の糖質量は多い?

ここ数年、糖質カットダイエットとか、糖質を減らしましょうみたいな流れがありますね。その流れに押されてお酒、特に糖質の少ない焼酎やウイスキーといった蒸留酒よりもビールや日本酒といった醸造酒の方は割と悪者にされがち。

さらにその中でも日本酒は糖質量が多く、糖尿病や高血圧の人は焼酎の方が良い、なんて言われて特に悪者にされてしまうことが多い。

とはいえホントに日本酒の糖質量って多いんでしょうか?

大体ざっくりとした一杯当たりの糖質量でいいますと、

ウイスキー、焼酎等の蒸留酒→糖質ほぼ0g(ただし割物に糖質が含まれる場合もあるので注意!)

赤ワイン(120ml)→糖質1.8g

白ワイン(120ml)→糖質2.4g

ビール(グラス、250ml)→糖質7.1g

日本酒(1合、180ml)→糖質8.1g

梅酒(ロック、90ml)→糖質18.6g

・・・・・・うーん、いまいちリアクションの取りにくい糖質量だな(笑)

ま、梅酒にくらべればましとは言え、お酒の中では比較的日本酒の糖質量は多めと言えるでしょう。

とはいえ、糖質8.1gというのはご飯一杯(150g、糖質55g)の7分の1くらいの量。
7合飲んでご飯一杯分と考えると、病気で糖質を制限しなければならないといった特別な事情がない限り、それほど神経質になる必要はないのではないでしょうか。

健康にいい日本酒パワーの源とは?

さて、日本酒は健康に良い健康に良いと言っても、では何が健康にいいのでしょうか?

日本酒が健康にいいなんて、ただの管理人の願望なんじゃないの?なんて(笑)

日本酒には120種類の栄養成分が含まれています。その中でも実はアミノ酸の含有量が他の種類に比べダントツ。
ざっくりまとめるとこんな感じになります。

色々なお酒のアミノ酸度の比較

焼酎・・・0

白ワイン・・・0.27

赤ワイン・・・0.56

ビール・・・0.81

日本酒(市販酒)・・・1.99

日本酒(原酒)・・・2.67

アミノ酸が含まれている量、日本酒が圧倒的に多いですね。しかも、含まれている種類も豊富。

アミノ酸は命の源とも言われ、全部大事ではあるのですが、

体内で生成できないいわゆる「必須アミノ酸」であるリジン、トリプトファン、ロイシン、イソロイシン、
運動時のエネルギーになるアラニン、
内分泌・循環器系機能の調整や成長ホルモンの分泌を刺激するアルギニン、
免疫機能の維持や消化管を保持するグルタミン酸、

といった重要なアミノ酸がバランスよく含まれています。

さらに、ただのアミノ酸ではなくアミノ酸が2つ以上結合したペプチドの量も豊富なんです。

ちなみに、日本酒の中でもアミノ酸が多いのは純米酒。健康に気を使うのならば、普段の晩酌を純米酒にしてみるといいかも知れません!

日本酒のペプチドはこんなに体にいい!

前述したペプチドについてですが、すごい健康効果があるものが日本酒から発見されております。

まず一つ目、「活性ペプチド」は、糖尿病患者のインスリンの感受性を改善、高血圧や動脈硬化といった心疾患のリスクを軽減します。

糖尿病に糖質の高い日本酒なんてとんでもない!というのが普通の反応だと思いますが、今や糖尿病学会が
「血糖コントロールが良好、合併症が無い状態であれば、1日約1合の日本酒の摂取を許可」しているんです!

はー、糖尿病にすら。

他にも、グルタミン酸、システイン、グリシンから成る「トリペプチド(グルタオチン)」には抗酸化作用アリ。
動脈硬化を起こした血管中に蓄積した悪玉コレステロールを除去し、狭心症や心筋梗塞を予防する効果があるんです。

さらに、プロリン特異性酵素というペプチドは、人の学習機能に影響を与えるバソプレッシンという神経伝達物質を調整するため、学習・記憶能力を改善します。

お酒を飲むと脳に悪影響・・・なんて言われますが、日本酒は学習・記憶能力に効果があるんですね!

ちなみに管理人は最近、日本酒飲んでその日の記憶を無くしましたが・・・

それは、飲み過ぎ(笑)。

日本酒から発見されたこれらのペプチドは、海外でも話題になっているそうですよ!

日本酒ががん細胞の増殖を抑制!?

まだまだあります、日本酒の健康効果。

秋田の純米酒を膀胱がん、前立腺がん、子宮がんに加え、24時間培養。
この条件で、64倍に薄めた日本酒では90%以上、128倍に薄めた日本酒では50%以上のがん細胞が死亡もしくは壊死する、という結果が得られたそうです。

こちらの実験、同じモノをウイスキーやブランデーといった蒸留酒で行ったところ、同じ結果は得られないとのこと。

アルコール度数高い方ががん細胞とか殺せそうな気がしますけどねぇ?

ウイスキー・ブランデーと日本酒の大きな違いはアミノ酸の有無。がん細胞の増殖を抑制するのは、日本酒に含まれる低分子量のアミノ酸による効果と考えられています。


とはいえ、がんにかかったとしてがん細胞に直接日本酒をつけられるわけじゃないじゃない・・・

と、思われるかもしれませんが、清酒に含まれるグルコサミンに、抗がん性を示すナチュラルキラー細胞の活性を高める効果があることも分かっており、やっぱり日本酒ががん細胞の増殖を抑制する効果があるのは間違いないようです。

ちなみに、肝臓がんや肝硬変といった一般的にはお酒を多く飲む人に多いと言われる病気。
これの死亡率を地域別で調べると、東日本より西日本の方が高い、という傾向が戦後一貫して見られるそうです。

これには色々な原因があるのでしょうが、西日本で良く飲まれているのは焼酎、東日本で良く飲まれているのが日本酒、というのが一つの原因として考えられる、とも言われているんだとか。

もしかすると、そういったことも日本酒のアミノ酸が関係しているのかもしれませんね。

まとめ

・日本酒の糖質はそこまでビックリするほど高くはない
・日本酒が健康にいいのは、日本酒に含まれるアミノ酸のため!
・日本酒から発見されたペプチドの健康効果には、欧米も注目!
・日本酒ががん細胞の増殖を抑制!?

まぁ、このテの記事と一緒に書いておかなくちゃいけないのは、いくら体に良い日本酒でも、適量を守らないと健康には良くないですよ、ということ。

管理人の苦手なこと、早寝早起き、適度な運動、お酒の適量(笑)

お酒の適量についての記事はこちらから。

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