お酒に関する雑学その2
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エコです、エコなんです
ヒャクヤクの記事を書こうとしたときにですね、まぁ何について書こうかな~、と考える訳です。
で、こんな話あったな、あんな話あったな、なんつってネタはいろいろ思い付くわけですが、1つの記事にまとめるほど話が広がらないな~、というネタもある、ワケですよ!
そーゆーネタをですね、雑学として集めて、一本の記事にしてしまおう、というのがこの記事。
・・・いや、ネタ切れってワケじゃ無いんですよ!
結構面白いネタもあるのに、話が広がらないから捨ててしまうのももったいない!という・・・
だからその、エコですよ、エコ。
記事にならないネタを、集めてまとめて再利用、という・・・こう書くと、やっぱりネタ切れっぽいな(笑)
ハネムーンの本当の意味
ハネムーンというとどんなイメージでしょうか。
新婚旅行のこと、というのは後からできたイメージで、大本はhoneymoon、漢字にすれば蜜月、つまり結婚してからの一ヶ月間のことを言います。
新婚旅行はその期間に行く旅行のことで、ハネムーン=新婚旅行のこと、では無いんですね。
じゃ、honeyの部分はなんなのか?
諸説ありますが有力な候補の一つが、ミード(蜂蜜酒)のことである、という説。
ここでミードが出てくるので、お酒についての雑学にハネムーンが出てきたんですね~。
このままお酒に関係ない話が続いたらどうしようかと思った(笑)
ハチミツはもともと糖分を含むので、ミードは簡単に造れるお酒でもあります。
注意するのは糖分濃度が高すぎるので水で3倍くらいに薄める必要がある、ってくらい。
そのためミードは人類最古のお酒でもあり、ハチミツの防腐作用から「再生」に関わる物質とみなされていました。
バビロニアでは死者をハチミツ漬けにして再生を祈願したり、古代エジプトでは神官等の特権階級しか飲めなかったり、古代ギリシアの主神ゼウスがハチミツとヤギの乳で育てられたりと、とにかく特別なお酒だったミード。
で、再生に加えてもう一つミードの効能として考えられていたのが、強壮作用。
ハチミツは栄養価が1㎏あたり2940kcalととても高く、ミードは滋養強壮剤、病後の回復、疲労回復のため、という形で盛んに飲まれていました。
ここで冒頭のハネムーンの話に戻りますが、中世ゲルマン社会では結婚したあとの一ヶ月間、新婦が新郎にハチミツ、ミードを飲ませ続けて子作りに励む、という習慣があったとか。
陰暦の一ヶ月間とは女性の月経機関と同じ長さであり、その期間花婿が花嫁と交わり続ければ子どもができると考えられており、交わり続けるための強壮剤としてミードが用いられた、これがハネムーンの語源と言われているんです。
ちなみにミードが用いられたのは強壮剤としての役割の他に、ミツバチの多産性も重視されたから、とも言われます。
ミツバチが女王のために分泌するローヤルゼリーは、ミツバチに毎日2000個も卵を産ませる力があると言いますから、古代の人がその力にあやかって、子づくり期間のハネムーンにミードを使おうと思うのも必然かもしれませんねぇ。
なんか、思ったより生々しい話で恐縮ですが(笑)
ハネムーンは結婚直後のハチミツのように甘ぁい期間だからハネムーンって言うんだ、という勘違いをしている新婚さんが、ちょっとでもテンション下がればいいのに、と考える非モテの管理人です(笑)
日本酒の金賞とは?
日本酒のラベルには、公的機関からの受賞の事実を表記することができます。
アナタも、ラベルに~年金賞授賞!なーんて書いてある日本酒を見たことはありませんか?
あの金賞、いったいどこのだれが与えているものなんでしょうか。
「食品」「金賞」と聞いて、多くの人の頭に浮かぶであろう名前が、「モンドセレクション」ではないでしょうか。
この「食品のノーベル賞」なんて言われるモンドセレクションですが、実は少なくとも日本酒に関して言えば金賞を取るのはそこまで難関とは言えないようです。
モンドセレクションの運営団体は、ベルギーのブリュッセルに本部を置く「民間団体」。
民間団体ということはつまりベルギー政府からお金が出ているワケではない。
じゃぁその運営資金はどっから出てるの、というと、出品者の審査料でまかなわれています。
となると、できればたくさん出品してもらいたい、と思うのが団体の本音でしょう。
しかもモノが日本酒ですから、日本以外からの出品はまず考えられません。
したがって、日本酒のモンドセレクション金賞授賞はそこまで難関ではない、というわけ。
モンドセレクション金賞に意味が無いとは言いませんが、日本酒の評価に置ける「公式戦」と言えばやはり国内の団体が主催するもの。
中でも独立行政法人「酒類総合研究所」が主催する、「全国新酒鑑評会」。
これは4月から5月にかけて行われる日本酒評価のメインイベントと言えます。
こちらは酒蔵の技術を粋を結集して造られた吟醸酒のコンテスト。
もともとは国税庁の主催でしたが、今は酒類総合研究所が主催しています。
審査は鑑定官による利き酒と、化学審査の二本立てで行われ、評価の高いもこに金賞と銀賞が授与されるんですね。
確かに、メインイベントと言われるのも分かりますなぁ
さらに、年2回行われる地方の国税局主催の「清酒鑑評会」「酒類鑑評会」、こちらも公的な審査となります。
春には搾りたての新酒、秋には熟成したお酒を対象として行われるというんですから、審査員はまぁ役得ですわね(笑)
評価の仕方は、全国新酒鑑評会と同様です。
さらに地方公共団体が主催する会もあります。
要はいろんなとこで日本酒の評価は行われているわけですが、重要なのはその会で国税庁と同様、もしくはそれに準じた方法で審査されているかどうか。
酒のラベルに金賞と書かれていたら、どこで授賞したどんな賞なのか?をチェックしてもいいかも知れません。
ホッケは昔、マズイ魚だった!?
居酒屋でおつまみを頼む際に重要な要素の一つが、「持ちの良さ」。
要するに長~く食べられるかどうかです。
先付けにくるようなものやお刺身なんかは、美味しいけれども量が少ない!飲み仲間に一人食いしん坊がいたらすぐなくなっちゃいます(笑)
そんな時、月末で苦しいサラリーマンや金のない学生のつよ~い味方、「ホッケの一夜干し」。
味は干物だからもちろん美味しいし、値段も高くないし、何よりデカい(笑)
ホッケの一夜干しを一匹頼んだら、人数いても相当長いこと飲んでられますよね!
実はこのホッケ、一昔前はマズい魚として非常に評価が低かったのをご存知でしょうか?
ホッケ大好き(味も、大きさも)な管理人からすると、なんてこと言うんだ!って感じですが。
アイナメ科の魚であるホッケ、北海道で大量に獲れる魚です。
実は大型居酒屋ブームが来るまでは、北海道以外では知ってる人がいないマイナーな魚だったんですね。
ホッケは鮮度が落ちやすく、さらに冷凍にしても味が落ちる魚。
人間ではなく養殖ウナギの餌にされたり、魚類図鑑にそのものズバリ「食用になるが、マズイ」と書かれたものもあったほど。
現在の人気からすると考えられませんな。
こんな魚を全国の居酒屋メニューの定番にまで押し上げたのは、開きにした一夜干しが定着したおかげ。
この一夜干しにすることで、味落ちを防ぐことができるようになったのです。
ちなみにこの一夜干しとは、読んで字のごとく夜の間一晩干し、冷風で乾燥させた干物。
干物の別の作り方として、日中に魚を干してから陰干しをする天日干しがあります。
出来上がりに味の違いはありますが、どちらもまぁ一般的な意味で使われる干物、ですね。
干物は言葉の意味としては「魚介類の水分を乾燥させて作ったもの」なので、鰹節や煮干し、さらには乾燥ワカメなんかも干物になります。
とは言え、「アジの干物」と言われてアジの煮干しをイメージする人はそうないでしょう。
一般的な意味で使われる干物、というのはそういう意味です。
この一夜干しの技術により、ホッケを全国の居酒屋で食べることが可能になった、というわけ。
ありがとう、一夜干し!ありがとう、ホッケ!(ホッケの背骨を外しながら)
まとめ
・ハネムーンのもともとの意味は、なかなか生々しい(笑)
・日本酒への、モンドセレクション金賞は、どうなんだろう?
・日本酒の評価は、国税庁の基準を取り入れているのが「公式戦」と言えます
・ホッケは、うまい!一夜干しにすれば!!
今回でお気に入りは、ハネムーンですかねぇ。
ハネムーンは、そんなに甘い意味だけじゃないんだよ!へん!と、ホッケの身をむしりながらぼやく、管理人です(笑)
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